8月9日より岩政大樹監督として鹿島アントラーズが新たなスタートを切りました。
次の第25節アビスパ福岡戦まで準備期間はさほどありません。
リーグ優勝は厳しくはなりましたが数字上可能性は残っています。
可能性がある限り諦めずに戦う姿勢を見せて欲しいです。
その結果残り10試合で何かが起こるかもしれません。
岩政監督は現役時代に鹿島の選手としてリーグ3回、カップ戦2回、天皇杯2回と7冠を獲得しています。
鹿島の黄金期を知っている監督として鹿島らしさを求められています。
一体鹿島らしいサッカーとはどのようなものなのでしょうか。
まずどのようなサッカーを目指しているかです。
ザーゴ監督は自分たちでボールを支配しゲームをコントロールするポゼッションサッカーを掲げます。
パスを繋ぎ相手に何もさせないサッカーというのがキーワードでした。
そして相馬直樹監督も守備に重心を置きながらもポゼッションスタイルを継続していました。
そしてレネ・ヴァイラー監督です。
レネ監督はインテンシティを高く保ちシンプルな攻撃を仕掛けていきます。
縦に速いサッカーがキーワードでした。
両者は相反するサッカー論のような気がします。
果たして岩政監督はどちら寄りかということです。
今季の序盤にレネ監督の来日が遅れリーグ戦4試合、ルヴァン杯1試合の計5試合指揮をとっています。
代行監督であったためレネ監督の意向を汲んでいるとは思いますが縦に速いサッカーを展開しました。
最も魅力的なサッカーを披露してくれたのが開幕戦のガンバ大阪戦です。
前半にパトリックが退場し相手が10人になったことも少なからず影響しています。
それでも試合中に相手のスペースを突くシステム変更をし次から次へとチャンスを演出していきました。
鹿島の公式HPではシュート数は28本となっています。
どれもいいシュートであり相手GKのファインセーブやバーに当たっていなければ7、8点入っていてもおかしくない試合でした。
ただ岩政監督は一辺倒な戦術は取ってこないので展開や時間帯によってポゼッションも組み入れているでしょう。
本当に開幕戦のようなスペクタクルなサッカーが見たいです。
次にメンバー選考ですが指揮をした5試合の内リーグ戦の4試合が基準になるかと思います。
怪我やコンディション不良が無いとするとプレータイムから見て以下の11人が予想されます。
GK
クォンスンテ(4試合・360分出場)
DF
常本佳吾(4試合・279分出場)
関川郁万(3試合・180分出場)
三竿健斗(4試合・241分出場)
安西幸輝(4試合・360分出場)
MF
樋口雄太(4試合・315分出場)
ディエゴピトゥカ(4試合・360分出場)
土居聖真(4試合・266分出場)
荒木遼太郎(4試合・271分出場)
FW
鈴木優磨(4試合・333分出場)
エレケ
岩政監督代行時代では上記がベストメンバーと言えます。
上田綺世が移籍してしまったのでエレケを入れました。
鈴木の相棒はエレケかエヴェラウドかわかりませんが縦のスピード感を意識するならエレケの方が合うと思います。
またレネ監督により序列が上がった和泉竜司、アルトゥールカイキがどのような起用法になるかも楽しみです。
これまで鹿島の良さと言うのは勝負強さでした。
どんな内容であれカウンターとセットプレーで得点を奪ってしまいます。
そしてリードした終盤で守り切るスタイルは各クラブから嫌われたものです。
きっと岩政監督なら過去のいいところを継承しながら現代版鹿島アントラーズを作り上げてくれるはずです。
岩政アントラーズでぜひ21冠目を達成したいです。
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