今年2022年のJリーグは記念すべき30年目のシーズンです。
1993年にJリーグが開幕し日本にも根付いてきたと言えます。
一体どんな1年になるのでしょうか。
サポーターからすれば自分の応援しているクラブが優勝すればそれだけで満足です。
何としても鹿島アントラーズには優勝してもらい年末には美酒を味わいたいです。
突然ですがこれまで過去29年間で通算250回のハットトリックが達成されています。
1年間の平均で8.6回しか達成されずなかなか珍しい記録です。
さらにそのハットトリックが開幕戦となると数はかなり少なくなります。
これまで開幕戦でのハットトリックはたった5回しかありません。
まずはその選手を振り返ってみます。
1993年5月16日 サントリーシリーズ第1節
ジーコ(鹿島アントラーズ)
Jリーグ元年での開幕戦でいきなりハットトリックが飛び出しました。
日本だけに留まらず世界に与えた衝撃は大きかったです。
25分に豪快なミドルシュートを突き刺すと、30分には直接FKを決めます。
最後は63分にアルシンドの左からのクロスを左足のダイレクトボレーで決めてハットトリック達成です。
40歳とは思えないパフォーマンスを見せてくれました。
そして名古屋グランパスエイト(当時)を5−0で粉砕し最高のスタートを切りました。
そのまま勢いに乗り初年度のファーストステージ制覇を成し遂げました。
1997年4月12日 1stステージ第1節
マジーニョ(鹿島アントラーズ)
そして4年後の開幕戦でまたしても鹿島の選手がハットトリックをします。
相手は初めてJリーグに昇格したヴィッセル神戸です。
しかし24分に神戸のビッケルが決めまさかの先手を取られます。
ここから鹿島の攻撃陣は容赦なく攻め立てます。
マジーニョのハットトリック、柳沢敦、ビスマルクのゴールで終わってみれば5−2と圧勝でした。
この年も勢いに乗りファーストステージで優勝しています。
2000年3月11日 1stステージ第1節
バロン(ジェフユナイテッド市原)
2006年3月5日 第1節
我那覇和樹(川崎フロンターレ)
柳沢敦(鹿島アントラーズ)
史上初めて開幕戦で2人のハットトリック達成者が生まれます。
鹿島からは柳沢がいきなり大暴れです。
この年はドイツW杯があり出場機会を求めてイタリアから開幕の3日前に復帰が発表されます。
そして即出場で結果を出しました。
サンフレッチェ広島とのアウェイゲームは両チーム乱打線となります。
高卒ルーキーの内田篤人が得たPKを小笠原満男が決めるもすぐに追い付かれます。
その中で柳沢は38分に青木剛のクロスをヘディングで、43分に小笠原のパスを右足で決めます。
71分にはオーバーヘッドを決めてハットトリックを達成しました。
試合は4−3で開幕勝利を挙げています。
このように鹿島アントラーズから開幕戦で5回のハットトリックの内3回も達成者が出ています。
ちなみに29年間で鹿島から17回しかハットトリックが出ていません。
その中の3回が開幕戦で達成しているのは持っている選手が多いのかもしれません。
さらにバロンは2004年の7月28日からシーズン終了までの半年間鹿島アントラーズに所属しています。
なぜか開幕戦のハットトリックに縁のある選手が多いです。
そしてこの5回のハットトリック達成時のチームは全て勝利をしています。
やはり3点取っているので勝利する確率は上がってきますね。
上記のようにJリーグ全体でも15年間開幕戦でのハットトリックが出ていません。
今季は攻高守低のクラブが多いように感じます。
特に鹿島はクラブ史上最強のFW4人衆が控えています。
誰が出てもそれなりに得点をすることはできるでしょう。
その中で開幕戦となると上田綺世、鈴木優磨の2トップの起用が予想されます。
できれば2人ともにハットトリックをしチームを勝利に導いてほしいと思います。
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