2月11日はFUJIFILM SUPER CUP(富士フイルム スーパーカップ)が国立競技場で行われます。
いよいよ2023年最初の公式戦です。
対戦カードは2022年のJリーグ王者の横浜F・マリノスvs天皇杯王者のヴァンフォーレ甲府となっています。
今季のJリーグでも優勝争いの筆頭であろうマリノスがどこまで仕上がっているか注目されます。
また甲府はJ2ながら史上最大の下剋上で天皇杯を制しました。
今季はACLにも出場するため楽しみなクラブです。
多くのサッカーファンが注目する試合でどんな展開になるのでしょうか。
この大会は2021年2月1日に同一企業の協賛で最も長く開催されたサッカースーパーカップの試合としてギネス世界記録に認定されています。
そして2021年まではゼロックス スーパーカップという名称で親しまれていました。
しかし同年4月1日から富士ゼロックスから富士フイルムビジネスイノベーションへ社名変更したことにより大会名が変わりました。
このスーパーカップは前年のJリーグ王者と天皇杯王者が出場できます。
これまで鹿島アントラーズは最多の10度出場しています。
成績は6回優勝し、4回が準優勝でした。
優勝回数も最多となっています。
以下が対戦結果です。
1997年
鹿島アントラーズ 3-2 ヴェルディ川崎
1998年
鹿島アントラーズ 2-1 ジュビロ磐田
1999年
鹿島アントラーズ 2-1 清水エスパルス
2001年
清水エスパルス 3-0 鹿島アントラーズ
2002年
清水エスパルス 1-1(PK5-4) 鹿島アントラーズ
2008年
サンフレッチェ広島 2-2(PK4-3) 鹿島アントラーズ
2009年
鹿島アントラーズ 3-0 ガンバ大阪
2010年
鹿島アントラーズ 1-1(PK5-3) ガンバ大阪
2011年
名古屋グランパス 1-1(PK3-1) 鹿島アントラーズ
2017年
鹿島アントラーズ 3-2 浦和レッズ
この試合は90分で決着がつかない場合は延長戦がなく即PK戦となります。
そのためPK戦が4回と意外にもつれる試合が多いのが特徴です。
また全体でも29回中9回がPK戦に突入しており接戦が多くなっています。
しかし鹿島が勝ったのは2010年のガンバ相手に1回だけとPK戦はあまり得意ではありません。
その中で大荒れだったのが2008年のサンフレッチェ広島との試合です。
家本政明主審の不可解なジャッジに最後まで悩まされます。
まず前半7分に岩政大樹が悪質なファウルでもないのにいきなりイエローカードをもらい不穏な空気が漂います。
そして直後の12分にはその岩政が相手GK木寺浩一へのキーパーチャージで2枚目のイエローカードで退場になります。
これも警告の対象かもしれませんが1枚目に納得がいかないため不満が募るジャッジでした。
後半になり49分に本山雅志、52分に野沢拓也の連続ゴールで2−0になり勝負は決したかと思います。
しかしまだまだ波乱はありました。
79分に久保竜彦が突っ込んできてペナルティエリア内で倒れPKを取られます。
これも何がファールの対象だったのかわかりません。
そのPKを久保に決められ流れは広島になってしまいます。
そして終了間際の85分に佐藤寿人に決められ2−2に追いつかれてしまいPK戦に突入です。
そのPK戦では曽ケ端準が2人目ストヤノフと5人目佐藤寿人のキックをファインセーブします。
しかしそのどちらも曽ケ端が先に動いたのことで蹴り直しになり決められてしまいます。
結果はPK3−4で敗戦になりました。
試合終了後には度重なる判定に激怒したゴール裏の鹿島サポーターがピッチに乱入し大混乱となります。
さらに抗議で大岩剛にレッドカードが出るなど大会史上最悪の結末でした。
そして2017年大会は接戦を制しています。
2月18日に日産スタジアムで行われました。
39分に遠藤康の直接FKが決まると43分にも遠藤が決めて前半を2−0で折り返します。
しかし後半は74分に興梠慎三、75分に武藤雄樹と連続ゴールを決められ同点にされてしまいます。
試合展開は完全に浦和ペースです。
しかし鹿島は一瞬のチャンスを見逃しませんでした。
65分に途中出場した鈴木優磨が83分に相手DF遠藤航のバックパスのミスを見逃さず左足でゴールを決めます。
このゴールが決勝点になり3−2で勝利をしました。
鈴木はこの年から背番号9に昇格し最初の公式戦で幸先よくゴールができて最高のスタートを切っています。
この試合は大会史上初めて出場する両クラブのフィールドプレーヤーが2ndユニフォームを着用しました。
鹿島アントラーズはハイパーピンク、浦和レッズはハイパーイエローという珍しいユニフォームが印象に残っています。
鹿島は2016年にJリーグと天皇杯の2冠を達成し、翌2017年のこの試合が最後の出場となっています。
来年2024年こそはタイトルを獲得しスーパーカップに出場したいですね。
コメント