鹿島キラーの選手に気をつけろ

鹿島アントラーズ

かつて鹿島キラーと呼ばれた選手は多くいます。

私がすぐ思いつくのはジュビロ磐田時代の中山雅史です。

秋田豊とのエアーバトルは見ている者をワクワクさせてくれました。

そしてリーグ戦やチャンピオンシップの大事な試合では必ずと言っていいほどゴールを決められてきました。

中山のゴールで涙を呑んだ試合はいくつもあります。

プレースタイルは好きでしたが鹿島戦でよくゴールを決めるので当時はかなり嫌いでした。

公式戦では鹿島戦で13得点も決めており歴代2位タイの記録です。(大久保嘉人も13得点)

そして現在思いつく一人にヴィッセル神戸の藤本憲明がいます。

藤本は鹿島との公式戦で5試合(332分)に出場し5得点も決めています。

1得点当たりの平均時間が約66分という驚異的な数字です。

藤本自身はそこまで得点を量産するタイプではありませんがなぜか鹿島との相性がよく決められます。

さらに得点数以上にインパクトのある場面でのゴールが多いです。

まずは藤本が鹿島と初対決となった2019年2月23日のJ1開幕戦です。

当時は大分トリニータの選手としてカシマスタジアムに乗り込んできました。

大分トリニータはこの年にJ1に2013年以来に昇格した年でした。

大方の予想では鹿島の圧倒的な勝利でしたがまさかの藤本の2ゴールで1−2と開幕戦黒星となりました。

この試合で藤本を調子に乗せてしまいます。

その後の活躍でヴィッセル神戸からオファーがあり8月に移籍しました。

しかし神戸では層の厚さもありベンチ要員になってしまい全くゴールが決められません。

そんな中ようやく神戸でリーグ戦初スタメンを掴む時がやってきます。

それが11月30日第33節の鹿島アントラーズ戦です。

この年鹿島はリーグ優勝がかかっており絶対に負けられない試合でした。

しかし前半14分にまたしても藤本に先制点を決められます。

これが神戸移籍後リーグ戦初ゴールでした。

これでペースを乱され1−3で敗戦です。

結果的にこの負けで鹿島のリーグ優勝は無くなりました。

そして2019シーズン最後の対戦は天皇杯決勝でした。

新国立競技場のスポーツイベントのこけら落としとなった試合で注目の試合です。

その試合でも藤本に好き勝手にやられます。

18分には犬飼智也のオウンゴールになりましたが藤本が詰めていたため生じたゴールでした。

そして38分には藤本に決められ0−2で天皇杯のタイトルを逃すことになります。

2019年は3試合出場で全試合で得点されるという屈辱を味わいます。

また2020年になり8月16日の第10節では初めてゴールを破らせませんでしたが途中からで8分しか出場していません。

そして次の10月21日の第33節では鹿島が3−1で勝利しましたが神戸の1点は藤本でした。

これまでスタメンで出場した4試合では全てゴールを決めています。

しかも今節のヴィッセル神戸とはカシマサッカースタジアムで9年間も勝てていません。

鹿島側にとって相性の悪いことが重なっていますのでまずは藤本にゴールを許さず勝利の確率を少しでも上げてほしいです。

そして最後に鹿島戦で一番ゴールを決めている選手は誰かです。

冒頭で触れた中山と大久保が13得点で2位でした。

1位は現在横浜FCの三浦知良です。

カズは鹿島戦で通算16得点を決めています。

カズ自身も対戦クラブ別でガンバ大阪と並びトップのゴール数です。

ほとんどが全盛期であったヴェルディ川崎時代に決められています。

1993年5月26日のサントリーステージ第4節で初対戦をしています。

その時は97分に延長Vゴールを決められ0−1で敗戦となりました。

この決勝点がカズのJリーグ初ゴールです。

そしてJリーグ初代王者をかけたチャンピオンシップでは2試合ともゴールを決められ鹿島の優勝を阻みます。

Jリーグ開幕年の1993年はカズ1人に5点も決められていました。

上位の3選手は総得点が多いので鹿島戦でもある程度決めていてもおかしくありません。

その点藤本はゴール数は少ないのに鹿島戦に得点が集中しているのが納得いかないです。

鹿島キラーという単語は無いに越したことはないので今後はそのような選手を作らせないようにしたいですね。

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