10月27日は天皇杯準々決勝川崎フロンターレ戦が等々力陸上競技場で行われます。
鹿島アントラーズは創立30周年の年に残すタイトルは天皇杯のみとなりました。
いくら相手が川崎フロンターレであれ絶対に勝たなければなりません。
トーナメントなので90分で決着がつかなければ延長戦がありPK戦もありえます。
どんな内容であれ勝って準決勝に駒を進めたいです。
鹿島はこれまでJクラブの中で唯一川崎に公式戦で負け越しています。
53試合対戦し19勝10分24敗です。
またリーグ戦でも9勝8分19敗と10個の負け越しを許しています。
どうしてこれほどまで相性が悪いのか全くわかりません。
今年のリーグ戦では2試合ともアディショナルタイムの失点で2連敗をしています。
最後に公式戦で勝利したのは2018年のルヴァン杯準々決勝です。
第2戦が川崎のホーム扱いでしたが味の素スタジアムで行われました。
この試合を山本脩斗の2ゴールとセルジーニョのゴールで3−1で勝利しました。
その後4分6敗と10試合勝てていません。
本当に悔しい思いばかりしてきました。
しかし天皇杯に限ると過去4試合対戦し全勝しているのです。
以下が全4試合の詳細です。
2002年12月25日
第82回準々決勝 ○1−0(国立競技場)
当時の川崎はまだJ2でこの年も4位だったため翌年もJ2が決まっていました。
格下と思われていた時代でしたが苦戦し64分の本山雅志のゴールでどうにか勝利をしています。
2004年12月12日
第84回5回戦 ○3−2延長v(カシマサッカースタジアム)
0-2から鹿島の猛攻撃が始まります。
79分にファビオ ジュニオール、86分に野沢 拓也のゴールで土壇場で延長戦に持ち込みます。
そして104分に中田浩二の延長Vゴールで勝ち上がりました。
2007年12月29日
第87回準決勝 ○1−0(国立競技場)
川崎の攻撃陣に苦しめられた試合です。
何度もピンチがありますが曽ケ端準のスーパーセーブの連発で得点を許しません。
そして72分に相手のミスから本山雅志が豪快なボレーシュートを叩き込みました。
2017年1月1日
第96回決勝 ○2−1延長(吹田サッカースタジアム)
両チームともに相手の出方がわかっており固い内容の試合になります。
その中で42分に遠藤康のCKに山本脩斗のヘディングで先制します。
後半は川崎の反撃に耐えられず54分に小林悠に同点弾を決められてしまいます。
それでもどうにか耐え抜き延長戦にもつれ込みます。
そして94分にCKのこぼれ球をファブリシオが右足で強烈なシュートを決めました。
これが通算19個目のタイトル獲得です。
全て1点差でありますが勝利しています。
そして川崎に勝った4大会の内、3度決勝に進出し2度優勝しています。
やはり川崎との対戦はタイトル獲得に向けて避けて通れないようです。
ただ川崎が強豪クラブになった2017年以降に対戦していないのが気がかりです。
また今回の会場は等々力陸上競技場になります。
川崎のホームスタジアムでありここでの相性も最悪です。
これまで33試合を戦い6勝6分21敗の勝率18.2%となっています。
10試合以上行っているスタジアムの中でワーストの勝率です。
最近は勝負弱くなったという声をよく聞くようになりました。
毎年のようにタイトルを獲っていた黄金時代から考えると寂しいです。
しかしここを乗り越えることができればまたかつてのような輝きを取り戻せると信じています。
その時に天皇杯の川崎戦がキーポイントになったと言えるような試合をしてもらいたいと思います。
かつて他チームに嫌がれていた勝負強さが光る鹿島らしい試合を期待しています。
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