3月21日は第6節名古屋グランパス戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
結果は0-1の惜敗です。
名古屋は堅固な守備が売りのためどうしても先制点は与えたくなかったです。
それが向こうに決められてしまいゲームが難しくなりました。
名古屋はプラン通りの戦いだったように思います。
悔しいながらも試合を振り返ります。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF37 小泉慶
DF39 犬飼智也
DF28 町田浩樹
DF5 杉岡大暉
MF20 三竿健斗
MF4 レオ シルバ
MF7 ファン アラーノ
MF13 荒木遼太郎
FW9 エヴェラウド
FW27 松村優太
先発メンバーは福岡戦から6人を変更してきました。
サイドバックはこのセットが気に入っているのでしょうか。
そして注目は松村優太です。
リーグ戦17試合目にしてついに初スタメンです。
今までは後半途中に相手選手が疲れた状態での投入でしたのでスピードは存分に通用していました。
それがスタートからでどれほど通用するのか楽しみでした。
試合は雨で強風の中始まります。
またポジション表記は上記でしたが右SHが松村でトップ下がアラーノでした。
おおよその構図は攻める鹿島、守る名古屋です。
25分に飲水タイムになるまで鹿島ペースでした。
ポジェッションも62%もボールを持つ時間は多かったです。
ただゴール前はきっちり守られており効果的なフィニッシュはありません。
また名古屋も守備重視ではありますが攻撃陣はマテウスを中心に攻める時には前に出てきます。
非常に引き締まった良い内容でした。
そして前半最大の決定機は名古屋側に生まれました。
32分に相馬の左からのクロスにマテウスがフリーでしたが右足のシュートはゴール上にふかします。
マテウスが左利きだったために助かったシーンでしたが決められてもおかしくないシュートでした。
鹿島は35分頃から右の松村と左の荒木を入れ替え打開を試みます。
その後もボールは持てていましたが決定機は全く作れません。
前半は63%の支配率もシュートは3本で得点が入る雰囲気はありませんでした。
名古屋はブロックを引いてくるとほぼチャンスはないため1点勝負の様相を呈していました。
試合は完全に後半勝負になります。
後半も同じように鹿島がボールを持ちながら始まります。
ついに51分にファンアラーノ、レオシルバと繋ぎ松村がトラップから素早く右足でシュートします。
ランゲラックに弾かれますがようやく枠にシュートが飛び可能性を感じました。
その後ペースは徐々に名古屋に傾いていきます。
そして59分にマテウスのアウトスイングの左CKが流れたところを稲垣祥が右足ダイレクトでゴール左隅に蹴り込みます。
シュートもポストに当たり決まっており打った稲垣を褒めるしかないゴールでした。
それで得点を取るしかなくなった鹿島は68分に三竿、荒木、アラーノ、松村に代えて永木亮太 、上田綺世、遠藤康 、白崎凌兵と4人同時交代という思い切った策を講じてきます。
上田のポストプレー頼みになりますがなかなか効果的な攻撃ができずにいます。
81分に杉岡に代えて永戸勝也と投入しサイド攻撃に活路を見出そうとしました。
しかし最後の攻撃を仕掛けた直後の82分に柿谷曜一朗に入れ替わられた犬飼が手で止めてしまい2枚目のイエローカードで退場になります。
これは言い訳ができない軽率なプレーでした。
2試合連続の退場者はまさにチーム状況を表しているようでした。
後はただ時間を名古屋にうまく使われタイムアップとなります。
全体の感想としてはボールは持てていました。
持たされていたという表現が正解なのかもしれません。
そのため最後のアタッキングサードで崩しが全くできません。
名古屋にがっちり守られシュートもDFにブロックされるためGKにまで飛ばないシーンが目に付きました。
51分の松村のシュートくらいしかランゲラックを脅かすことはできませんでした。
これでリーグ2連敗となり上位陣とはまた勝ち点差が開きました。
今節の名古屋、そして川崎フロンターレの戦いを見る限り今後大崩れするとは思えません。
正直10連勝近い大型連勝がない限り優勝は厳しくなっています。
ここでインターナショナルマッチウィークに入るためリーグ戦は4月3日の第7節浦和レッズ戦まで中断です。
その間にルヴァン杯のアビスパ福岡戦があります。
沖と町田がU-24日本代表に選出されたため不在ですがもう一度何をすべきなのか見つめ直してもらいたいです。
立て直しの期間としてはラストチャンスです。
これ以上引き離されると取り返しのつかないことになります。
この期間をうまく使い上昇気流に乗れることを祈っています。
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