町田浩樹、勝負の半年で結果を出せるか

鹿島アントラーズ

2022年1月4日に町田浩樹のベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズへのレンタル移籍が発表されました。

そこからちょうど1年が経っています。

町田の契約期間は2022年1月1日~2023年6月30日までの1年半です。

つまり残り半年で今後どうなるかの大きな分かれ道となります。

町田は昨シーズン充実した日々を過ごすことができました。

移籍先のサンジロワーズは2021-22シーズンでレギュラーシーズンを1位で終えます。

プレーオフで失速し1934-35以来の優勝を逃すも2位という好成績を収めました。

そのチームで途中加入にも関わらず、半年で11試合(736分)に出場し1アシストという成績を残しています。

また4試合のクリーンシートに貢献しておりCBとして評価されるべきです。

初の海外でのプレーでしたがスムーズにチームに入れたのではないでしょうか。

準レギュラークラスでしたが確かな手応えを掴んだ半年であったと思います。

そして今季は欧州での地位を築くため飛躍となるシーズンのはずでした。

しかしその大事なシーズンで臀部の負傷で開幕から欠場が続きます。

9月26日のクラブのSNSによると日本でリハビリをしていたようです。

さらに当初は10月中旬に復帰予定とのことでしたがなかなか復帰できません。

W杯の中断明けの12月26日第18節オーステンデ戦でようやく町田のメンバー入りがクラブ公式Twitterで報告されます。

しかし出場することなくチームは3−0で勝利しています。

怪我は治ったと思われますがチャンスは訪れませんでした。

現在サンジロワーズは18試合を消化し、首位KRCゲンクと勝ち点差7の2位です。

まだシーズンは半分残っており逆転優勝は十分射程圏内です。

さらに22失点とまずまず守備は安定しています。

チーム状況が良い時には守備陣は変えないのが定説です。

そのためますます町田に出番は来ないかもしれません。

このまま残り半年が過ぎてしまうとサンジロワーズへの完全移籍は厳しいと思います。

それでは他に手を挙げるクラブがあるかです。

日本人で190cmの左利きというのはかなり稀な存在です。

ジュニアユース時代の中学1年生からセンターバックを本職とする生粋のCBです。

町田の最近の市場価値は150万ユーロ(約2億1000万円)となっています。

世界的に見ればこの金額を出すなら他にも良い選手はいるのかもしれません。

そうなると鹿島アントラーズへの復帰も現実味を帯びてきます。

ただ鹿島は今オフに昌子源と植田直通という2人のCBを獲得しました。

さらにこれからチームの柱となる関川郁万もいます。

本来であれば今シーズンは関川に一人立ちさせディフェンスラインを任せられる選手にするはずでした。

それが昌子、植田の復帰で関川もどうなるかわかりません。

いくらポジションは与えれれるものではなく奪うものだと言っても壁が高すぎます。

そこに町田も復帰すればCBは余剰戦力になってしまいます。

鹿島のサイクルとしては後2、3年は町田に海外でプレーしてもらいたいです。

その頃には昌子も植田もベテランの域に入ってきます。

また関川も順調に育てば海外移籍をする選手になっているでしょう。

津久井佳祐が少しずつ試合に絡めるようになれば、町田を相棒にして経験を伝えてほしいです。

もし半年後に鹿島に復帰することがあれば、その時は全力で応援します。

しかし何より町田の実力を考えれば、ベルギーで終わるような選手ではありません。

ここから半年で悔いのないよう自分のプレーを見せつけてほしいです。

そしてステップアップし、次のW杯へ向けての日本代表の主軸となるような選手になってもらいたいと思います。

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