6月20日は第18節ベガルタ仙台戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
結果は1-1のドローでした。
アディショナルタイムにファン アラーノの起死回生の同点弾が飛び出しました。
しかし選手たちに笑顔はありませんでした。
あの時間帯にゴールが取れて負けなかったことは嬉しかったです。
ただ内容的には圧倒していたため絶対に勝ちたい試合でした。
勝てばJリーグ初のホーム通算300勝でしたが持ち越しになっています。
次のホームゲームである6月27日のコンサドーレ札幌戦では達成したいです。
まずは試合を振り返っていきます。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF32 常本佳吾
DF39 犬飼智也
DF28 町田浩樹
DF14 永戸勝也
MF4 レオ シルバ
MF21 ディエゴ ピトゥカ
MF8 土居聖真
MF13 荒木遼太郎
FW9 エヴェラウド
FW18 上田綺世
ついに強力な2トップが2人とも起用できる日が来ました。
これが今年のベストメンバーでしょう。
しかし開始早々にいきなりピンチから始まります。
2分に氣田亮真に左サイドからクロスを上げられると西村拓真にヘディングシュートを打たれます。
これを沖が右手一本でセーブします。
このピンチを脱したことで少しずつゲームをコントロールしていきます。
18分には右サイドから土居がDFを交わしてのクロスにエヴェラウドがヘディングシュートを打ちますがGKに止められます。
この試合がリーグ戦デビューとなったセルビア出身の23歳ストイシッチが立ち塞がります。
また直後の19分には左サイドから永戸が右足で入れたクロスが相手に弾かれたところを常本が強烈なシュートを打ちます。
しかしこれはわずか右に逸れてしまいます。
そして26分に絶好機が訪れます。
荒木がドリブルで運びDFを引き連れてから右の常本にラストパスを出します。
これを常本がダイレクトで右足でシュートしますがGKに当てられさらにカバーに入ったDF石原崇兆の足によって防がれました。
この辺りで得点できたら試合が決まったように思います。
決められずにいるとまたしてもピンチがあります。
34分左CKから最後に西村に当たりコースが変わりますが沖が抜群の瞬発力で弾き出します。
そして前半最後には鹿島にチャンスがやってきます。
前半アディショナルタイム45分にピトゥカの中央からのクロスにエヴェラウドが頭で折り返し最後は上田がヘディングシュートを打ちますがバーに当たってしまいます。
結局両チーム得点は入らずスコアレスでした。
前半は攻める鹿島、守る仙台という構図でした。
崩し切った形はありませんでしたが終始押し込んでいましたので先制点が欲しかったです。
後半も鹿島が優位に試合を進めます。
52分には常本の右からのクロスに土居がボレーシュートを打ちます。
DFに当たりコースが変わるもGKに防がれてしまいます。
さらに58分には自陣でボール奪取から上田が自ら右足で打ちますが僅か右に逸れます。
自ら仕掛けてシュートまでのイメージができており素晴らしかったです。
いつ得点できるかという雰囲気になりかけた中で一瞬の隙から失点をしてしまいます。
63分にロングボールを放り込まれバウンドを西村が犬飼に競り勝ちます。
それを沖が飛び出してクリアしようとしますが先に触られ無人のゴールに決められてしまいました。
この失点直後に鹿島はすぐに動きます。
63分にレオ シルバ、荒木から小泉慶、松村優太の2枚替えです。
ここから波状攻撃が始まります。
77分に土居から白崎凌兵に交代です。
さらに86分に犬飼、ピトゥカから林尚輝、ファン アラーノに交代し得点を狙います。
林はこの状況でリーグ戦デビューとなりました。
パワープレーが多くなりますがなかなかゴールが割れません。
89分に永戸のアウトスイングのCKに上田のヘッドもストイシッチの横っ跳びの好セーブに阻まれてしまいます。
その後も怒涛の攻撃です。
アディショナルタイムは5分の表示でしたがCKが続いたこともあり笛は鳴りません。
時計は後半52分になっていました。
正真正銘最後のCKです。
このラストワンプレーのCKをアラーノが蹴りますが相手にクリアされます。
しかしこのボールが運よくアラーノに戻ってきます。
これをアラーノが相手DFと勝負し切り返して左足で入れたクロスがそのままゴールに入り劇的な同点弾が生まれました。
アラーノはこのゴールが今季リーグ戦初ゴールとなっています。
そして試合終了です。
3週間ぶりに再開されたリーグ戦は悔しいドロー決着です。
この結果18試合を終えて8勝4分6敗の勝ち点28で暫定8位です。
厳しい現実が続きます。
今季はルヴァン杯や天皇杯で上昇ムードになりかけてもそれがリーグ戦で反映されません。
なかなかもどかしいシーズンです。
次は中2日でアウェイの大分トリニータ戦です。
なお大分戦でブラジル代表カラーの3RDユニフォームが着用されます。
これまで鹿島ではこのような試みがありませんでした。
ぜひ勝利をして縁起の良いユニフォームとして語り継がれてほしいです。
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