5月24日はルヴァンカップGS第5節柏レイソル戦が県立カシマサッカースタジアムで行われました。
結果は1−0で勝利です。
引き分け以下であればGS敗退の可能性があった試合です。
絶対に勝たなければならない試合でしっかりと勝利をすることができました。
まずは試合を振り返ります。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF32 常本佳吾
DF3 昌子源
DF20 キムミンテ
DF28 溝口修平
MF35 中村亮太朗
MF25 佐野海舟
MF15 藤井智也
FW8 土居聖真
FW17 アルトゥールカイキ
FW10 荒木遼太郎
リーグ戦から大きくメンバーを入れ替えて臨みます。
元々のスタメンは藤井ではなく知念慶でした。
いよいよキックオフという時に知念が足を押さえてベンチに訴えかけます。
そして倒れ込み試合に出場できなくなりました。
まだはっきりしたことはわかりませんが肉離れの疑いがあるようです。
急遽、藤井とスタメンを交代するという異例の事態でスタートします。
そのためキックオフは10分ほど遅れました。
このようなアクシデントがありましたが鹿島が優勢に試合を進めます。
6分には右CKを得ると荒木がアウトスイングのクロスを送ります。
これにミンテが頭で合わせるも枠の左に逸れてしまいました。
さらに左サイドの藤井を起点に攻撃を組み立てていきます。
15分には藤井がスピードを活かしGK佐々木雅士と1対1になるも左足のシュートは防がれてしまいました。
その後は柏ペースの時間が長くはなりますが決定機は作らせません。
ただ鹿島も攻め手がなく時間だけが過ぎていきます。
両チームともに後半勝負に持ち込もうとする雰囲気が漂った前半でした。
そして実際スコアレスで折り返すことになります。
後半は得点を狙い鹿島が攻勢に出ます。
左サイドにカイキ、右サイドを藤井、前線を土居、荒木にポジション変更をしました。
するとこれが機能し始めます。
50分にはゴール前の狭いスペースを荒木がドリブル突破し右足でシュートを打ちます。
惜しくもサイドネットに当たるも得点の予感が漂い始めました。
63分は左CKを荒木がインスイングのボールを蹴り込みます。
これを前半同様ミンテがヘディングで狙うも枠を捉えられません。
64分に藤井から松村優太へ最初の交代をします。
そして65分にも荒木の個人技が光ります。
ゴール前をドリブル突破しタイミングをずらした左足のシュートを打ちます。
ややシュートが弱くGKに横っ飛びで弾かれるも惜しい場面を作り出しました。
さらに荒木の勢いは止まりません。
67分には土居とのコンビでペナルティエリア手前でパスを受けます。
そこからうまくスライドし右足を振り抜くもGKにまたしてもセーブされてしまいました。
しかしこれでCKを得ます。
68分にこのCKを荒木がインスイングのボールを蹴ります。
中で昌子が相手と競り合いボールがこぼれます。
これをカイキが素早く反応しボレーシュートをネットに突き刺しました。
ようやく欲しかった先制点が鹿島に入ります。
得点後の74分に土居、荒木から鈴木優磨、染野唯月に交代です。
78分にも溝口、中村に代えて安西幸輝、植田直通を投入し確実に勝利を狙います。
そして途中出場した鈴木の守備意識が高く何度もチームを助けてくれました。
82分には鈴木の縦パスに松村が反応します。
松村は一気に加速しGKをかわしてペナルティエリア左から左足を振り抜くもわずか枠の右に外れてしまいました。
90分にも中央を抜け出した染野が左足のループシュートを狙うもバーを越えてしまいます。
最後まで追加点を狙う姿勢を見せてくれました。
後半は怒涛の攻撃が続くも結果は1−0で終了です。
GS突破に向けて欲を言えばもう2点ほど取りたかったです。
それでも大きくメンバーを変更した中でしっかり勝利できました。
特に荒木はゴール前で存分にその能力を発揮していました。
また選手は変っても守備の堅さは相変わらずでした。
昌子を中心にうまく守れていたと思います。
その昌子がLIXIL賞を受賞です。
これでルヴァン杯は5試合を終えて2勝1分2敗の勝ち点7になりました。
順位もDグループの2位まで上がっています。
グループステージを突破できるかは全て最終節のアルビレックス新潟との結果次第となりました。
鹿島は勝たないことには何も始まりません。
後は他会場の試合、他のグループの結果に委ねることになります。
人事を尽くして天命を待ちたいです。
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