5月15日のJ1第14節横浜F・マリノス戦で土居聖真が3得点を挙げ5−3で勝利しました。
土居はプロになり初めてのハットトリック達成です。
前線の選手でもハットトリックを経験せずに引退する選手もいる中で一度でも達成できたことはよかったですね。
オフィシャルオンラインストアからも5月28日にハットトリック記念ユニフォームが限定発売されるようです。
もしよかったらチェックしてみてください。
そして鹿島アントラーズではリーグ戦で14人目のハットトリック達成者となりました。
複数回達成している選手もおりますので通算では17回目になっています。
まずはどんな選手が達成しているのかを試合日順に振り返っていきます。
ジーコ(3得点)
1993年5月16日サントリーシリーズ第1節名古屋グランパスエイト戦 ○5−0
アルシンド(3得点)
1993年6月19日サントリーシリーズ第11節名古屋グランパスエイト戦 ○4−0
長谷川祥之(3得点)
1995年8月26日ニコスシリーズ第5節ガンバ大阪戦 ○4−0
マジーニョ(3得点)
1997年4月12日1st第1節ヴィッセル神戸戦 ○5−2
長谷川祥之(3得点)
1997年9月20日2nd第13節ベルマーレ平塚戦 ○5−2
柳沢敦(4得点)
1998年4月4日1st第4節京都パープルサンガ戦 ○6−0
柳沢敦(3得点)
1998年5月5日1st第11節ジュビロ磐田戦 ○3−0
平瀬智行(3得点)
2000年4月29日1st第9節ヴィッセル神戸戦 ○3−0
鈴木隆行(3得点)
2004年9月18日2nd第5節ジュビロ磐田戦 △4−4
柳沢敦(3得点)
2006年3月5日第1節サンフレッチェ広島戦 ○4−3
フェルナンド(3得点)
2006年9月24日第24節FC東京戦 ○3−2
野沢拓也(3得点)
2006年12月2日第34節ジュビロ磐田戦 ○3−0
マルキーニョス(3得点)
2010年9月18日第23節大宮アルディージャ戦 ○3−0
ドゥトラ(3得点)
2012年10月6日第28節FC東京戦 ○5−1
レアンドロ(3得点)
2017年9月16日第26節アルビレックス新潟戦 ○4−2
エヴェラウド(3得点)
2020年8月1日第8節大分トリニータ戦 ○4−1
土居聖真(3得点)
2021年5月15日第14節横浜F・マリノス戦 ○5−3
錚々たるメンバーが過去にハットトリックをしています。
この中に土居聖真の名前が刻まれて嬉しい限りです。
まず1試合最多得点は柳沢の4得点になっています。
鹿島ではまだ1度しか達成したことがない大記録です。
そしてその柳沢は3回もハットトリックをしています。
長谷川も2回ハットトリックをしておりこの2人のみが複数回達成をしています。
また鈴木隆行がハットトリックをした試合のみが引き分けに終わっています。
ハットトリックをすれば3点以上は入ることになるため勝利の可能性が高くなりますので引き分けでも珍しいです。
そして2000年以降はペースが急速に落ちています。
ドゥトラから次のレアンドロまで約5年もかかっていました。
しかし昨年2020年のエヴェラウド、そして今年の土居聖真と2年連続で達成しています。
近年は外国籍選手が多く今回の土居の達成は日本人では2006年の野沢以来約15年ぶりの記録でした。
その期間にも田代有三、興梠慎三、大迫勇也、金崎夢生など日本代表FWを多く輩出しておりもっと出ていてもおかしくありません。
ちなみに大迫は2013年8月7日のスルガ銀行チャンピオンシップではサンパウロ相手に3得点しています。(試合は3−2で勝利)
またカシマサッカースタジアムではドゥトラが最後でしたので今回はホームで9年ぶりでした。
年度別で見ると2006年が3回もハットトリックが生まれています。
1年に1度あるかないかなのでかなりのハイペースの年でした。
2006年はリーグ6位で総得点も62と特に好成績であったわけではないので個人記録の誕生とチーム成績はあまり関係なさそうです。
また1998年には柳沢が1シーズンで2度のハットトリックをしています。
1選手が1シーズンで2度のハットトリックはこの年のみです。
しかも2度ともファーストステージに生まれており、チームの順位は5位だったのでやはり関係性は見出せません。
このようにハットトリックは突然生まれるものなので予想ができないものです。
ただ個人記録として残るため何度でも観たい光景です。
今年はまだ半分以上残っていますのでもう1回観たいですね。
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