これまで鹿島アントラーズからは多くの日本代表選手を輩出しています。
またその選手は日本を代表しアジアカップやオリンピック、ワールドカップに出場してきました。
A代表の頂点であるW杯にも15人の選手を出しておりJクラブ別で最多人数です。
鹿島は長く強豪クラブであるためチームでレギュラーを取ればA代表に入れると言われている時期もありました。
最近は海外組が多く占めることになりなかなか国内組から選出されることも少なくなりました。
そのため現在鹿島アントラーズ所属としてA代表になることはほとんどありません。
鹿島から海外移籍をしその選手が活躍をして代表に入るというルートになっています。
本当に寂しい限りです。
サポーターとしては鹿島アントラーズ所属として日の丸を背負う姿を見たいです。
ただこれまでも鹿島で活躍しているのにA代表に絡んでいない選手もいます。
チームへの貢献度から見れば選ばれなかったことが不思議でありません。
A代表で出場試合が0の選手を調べてみました。(9月21日現在)
遠藤康(リーグ戦299試合46得点)
いきなり現役選手ですがランクインです。
あと1試合で300試合出場になる鹿島歴代8位の出場数となっています。
今も抜群のボールキープ力と左足のキックで鹿島の中盤を支えています。
ハリルホジッチ監督時代には日本代表候補トレーニングキャンプに呼ばれたり予備登録メンバーに選出されたりしていました。
しかし正式にA代表になることはなくここまで来ました。
同じ左利きである本田圭佑と世代が近かったことが不運でした。
それでも一度は試合で試して欲しかったです。
野沢拓也(リーグ戦285試合55得点)
鹿島が誇るファンタジスタです。
鹿島歴代9位の出場数となっています。
黄金時代のレギュラーMFです。
キックやトラップなど別次元のプレーを見せてくれました。
伝統の背番号8を背負い多くのタイトル獲得に貢献しています。
2008年最終節ではコンサドーレ札幌相手にリーグ優勝を決めるミドルシュートを決めています。
しかし何故かA代表には縁がありません。
一度2006年11月に親善試合で選出されますが出番はありませんでした。
そのため0キャップのままです。
新井場徹(リーグ戦262試合9得点)
鹿島歴代11位の出場数です。
ガンバ大阪から24歳で移籍してきましたがすっかり鹿島の選手になりました。
野沢と同じく黄金時代の左サイドバックです。
ガンバ時代の2001年にトルシエ監督から日本代表候補メンバー合宿に招集されています。
その後鹿島で活躍が続いていたのでいつかはA代表になるだろうと思っていました。
しかし残念ながら呼ばれることはありませんでした。
奥野僚右(リーグ戦185試合1得点)
鹿島歴代19位の出場数となっています。
174cmとセンターバックとしては小柄ですがクレバーなプレーで草創期のDFをまとめます。
90年代後半には秋田豊、名良橋晃、相馬直樹と鉄壁のDFラインを形成しました。
しかし他の3人はいずれもA代表のレギュラーになりW杯にも出場します。
しかし奥野だけは招集すらありませんでした。
鹿島アントラーズの歴代リーグ出場数20位以内でA代表に出場していない選手は上記4人です。
逆に残りの16人は日本代表になっており鹿島からA代表になる確率は高いと言えます。
現役の選手は可能性は0ではないので代表に上り詰めてくれたら嬉しいです。
また現所属ではありませんが今後可能性が高いのは鈴木優磨ではないでしょうか。
これまで鹿島でもシント=トロイデンでもコンスタントに活躍できています。
しかしながらまだAマッチの出場は0となっています。
25歳とまだ若くまだまだ飛躍しそうなポテンシャルを持っています。
森保一監督と性格的に合わないようなので2022年のカタールW杯が終わってからのエース候補です。
その時には必ず名乗り出ることができるようヨーロッパで実績を積み上げてほしいですね。
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