日本ではJリーグに限らずプロ野球でも平日の日中に試合が行われることは聞かないです。
しかしアメリカのスポーツ事情はどうなのでしょうか。
たまに大リーグの中継を見ると昼間に行われているような気がします。
そこで平日のデーゲームが行われているか調べたところ普通に行われていました。
理由はいつくか考えられます。
まずは人気面です。
単純に歴史が長く根っからの野球好きが多いため日時を問わずに観戦しています。
さらに年齢層も幅広いため定年後に平日でも訪れることが考えられます。
またアメリカの文化も影響しています。
アメリカは有給を当たり前のように取るので、それで会社勤めの人も多く来れます。
そしてアメリカは夏休みが3ヶ月あるので、その間は子どもと一緒に来る方も多いようです。
そしてスタジアムの立地条件です。
アメリカの場合、球場がその名の通り公園みたいな感じになっています。
そのため日常に完全にスポーツが溶け込んでいる感じです。
若者たちはピクニック感覚で気軽に球場に来ています。
アメリカ人はみんなで太陽の下ではしゃいだりするのが好きみたいです。
さらに運営も力を入れています。
外野のチケットなら日本よりもはるかに安いようです。
また色々とグッズが貰えるためそれを目当てにしている方も多くいます。
よく見かけるのは選手のボブルヘッド人形というフィギュアです。
自分のお気に入りの選手のフィギュアが貰えるとなれば行きたくなるでしょう。
他にもバットがもらえたり、ホットドッグやドリンクが無料とかサービスが充実しています。
Jリーグはまだ歴史が浅いため今すぐできるとは思いません。
日本では平日に仕事を休んでサッカーを見に行こうとする人はまだ多くはないでしょう。
ただ知恵を絞れば今後平日のデーゲームこそ開拓の余地があるようにも思います。
前置きが長くありましたが果たして今までJリーグにも平日のデーゲームはあったのでしょうか。
実は4試合あったのです。
正直びっくりしました。
その試合は以下の通りです。
静岡県営草薙陸上競技場
札幌厚別公園競技場
ユアテックスタジアム仙台
ユアテックスタジアム仙台
しかし上記4試合は営業上の理由ではなく仕方なくデーゲームをやるしかなかったという消極的な理由でした。
まず1993年はテレビ中継の都合だそうです。
Jリーグ開幕時は今では考えられませんが、民放で生中継が週に数試合ありました。
その関係で昼間に行われたようです。
それでも観客は18,113人でした。
また1994年は札幌厚別公園競技場に照明設備がなかったためのようです。
清水は1994年に客席増設工事を実施しておりホームスタジアムの日本平球技場が使えなかったため特別に札幌で開催されたようです。
そしてこの試合は両チームの本拠地と程遠い北海道で行われたにも関わらず観客は18,214人でした。
この2回の観客数からも当時のJリーグ人気が窺えます。
本当に最初の2~3年は普通のリーグ戦のチケットが手に入らなかったです。
そして2011年の2試合は東日本大震災発生に伴う被災地での省エネ対策のためでした。
それでも観客数は14,519人と11,356人とかなり入っています。
コロナ禍で日本も働き方が変わってきており平日のデーゲームをやってみても面白いと思います。
後は各チームの営業努力次第ですね。
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