上田綺世、日本でもベルギーでも二桁得点達成【プロ入り後高い得点率を継続中】

鹿島アントラーズ

ベルギーでも上田綺世の勢いは止まりません。

2月4日に行われたベルギー1部リーグ第24節スタンダール・リエージュ戦でセルクル・ブルージュに所属する上田綺世が今季リーグ戦10点目をマークしました。

上田は2トップの一角としてリーグ戦13試合連続となるスタメン出場を果たします。

試合はリエージュが81分にPKを決め勝利に近づきました。

そしてセルクルは1点ビハインドのままアディショナルタイムを迎えます。

そこで上田劇場が待っていました。

左サイドのスローインからボールがこぼれてくると、振り向きざまに豪快に右足を振り抜きゴール左に突き刺します。

ホームゲームで土壇場でドローに持ち込み貴重な勝ち点1を獲得しました。

これで上田は3試合連続ゴールとなり得点ランキング5位タイとなる10得点となります。

チームは9位と中位に落ち着いていますが貴重な得点源です。

加入直後はトップ下や1トップでの起用と上田の良さが出ていませんでした。

しかし監督もチームメイトも上田の活かし方がようやくわかってきたようです。

上田は単独で何かするプレースタイルではなく味方選手とのコンビネーションで崩していくタイプです。

そのためどうしても能力を活かせるかは周りに左右されてしまいます。

今となればいいチームに加入したと思います。

現在得点ランキングトップで16得点を決めていたゲンクのポール・オヌアチュは1月31日にプレミアリーグのサウサンプトンに移籍をしました。

もうここから得点が伸びることはありません。

2位はロイヤル・アントワープ所属のヴィンセント・ヤンセンの14得点です。

残りのリーグ戦10試合でゴールを量産できれば逆転での得点王もあるかもしれません。

まだ日本人の欧州主要1部リーグでの得点王はいないので注目です。

その上田は法政大学の3年生の夏に鹿島アントラーズに入団しています。

本来は大学卒業後に鹿島入団が決定していましたが前倒しで加入しました。

そしてプロになってからずっと高い得点率を誇っています。

以下がリーグ戦での成績です。(2月5日現在)

鹿島アントラーズ
2019年
13試合(399分出場)4得点 90分当たり平均得点0.902

2020年
26試合(1154分出場)10得点 90分当たり平均得点0.780

2021年
29試合(1753分出場)14得点 90分当たり平均得点0.712

2022年
18試合(1464分出場)10得点 90分当たり平均得点0.614

セルクル・ブルージュ
2022-2023年
24試合(1851分出場)10得点 90分当たり平均得点0.486

プロ入り後スランプがなくコンスタントに得点を重ねています。

1年目こそ出場時間が短かったため4得点でしたが90分当たりの平均得点は0.902とかなり高い数字を残しています。

そしてJリーグでは3年連続二桁得点を達成しました。

特に2022年はベルギーに行くまでの半年間で10得点を挙げています。

昨季の得点王のチアゴ・サンタナ(清水エスパルス)が14得点だったのでシーズン最後まで所属していたら得点王になれた可能性は高いです。

また得点を決めた試合の勝率が非常に高いものになっています。

初ゴールから15試合負けなしと不敗神話を作りました。

最終的にはJリーグで31試合でゴールを決め24勝4分3敗の勝率77.4%という成績となっています。

そしてベルギーでも9試合でゴールを決め6勝3分と負けがありません。

本当にチームに勝ち点をもたらすエースとして活躍してくれています。

これほどの日本人FWが出てくることはなかなかなく、鹿島としては痛い移籍となってしまいました。

昨シーズンは上田がいた前半戦は優勝争いをしており、最後までいてくれたらという思いはありました。

それでも本人がステップアップで選んだ道でありサポーターとしては応援したいです。

まだまだベルギーリーグで終わるような選手ではありません。

欧州4大リーグで得点を量産する姿を見たいです。

そして気は早いですがいつかは鹿島に戻ってきてくれたらと思います。

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