ついに鹿島アントラーズの2022年補強第1弾が発表される日は近そうです。
その選手はサガン鳥栖の背番号10のMF樋口雄太になります。
かねてより噂はありましたが12月11日にスポニチが完全移籍で獲得すると報道しています。
鳥栖は慰留し、ガンバ大阪やセレッソ大阪からもオファーがあった中で鹿島移籍を決断してくれました。
本当に鹿島らしいチョイスだと思います。
これまでも現役バリバリの日本代表を獲得するのではなくこれから日本代表になれそうな選手を獲得してきました。
樋口もまさにそのような選手です。
鹿島はほとんど移籍情報が出回らず報道されるような話はほぼ決まっています。
まだクラブから正式な発表はありませんがほぼ大丈夫でしょう。
正式リリースが待ち遠しいです。
そこで一足早いですが樋口雄太の紹介をしたいと思います。
1996年10月30日生まれで来季は満26歳になります。
地元の佐賀県出身で小学校3年生からサガン鳥栖U-12に所属しサガン鳥栖U-15、サガン鳥栖U-18と順調にステップアップを果たします。
そして2013年の16歳の時にはU-17日本代表にも選ばれています。
しかしトップ昇格は叶わず他クラブからもオファーはありませんでした。
そこで鹿屋体育大学に進学します。
大学では1年生の時から試合に出場をし実績を積んでいきます。
そして卒業後の2019年に念願の古巣のサガン鳥栖からのオファーを受けプロ入りをしました。
しかしルーキーイヤーはリーグ戦に1試合出場したのみでした。
それが2年目の昨季2020年に右サイドハーフとしてブレイクします。
28試合1得点とレギュラーポジションを確立しました。
この活躍が認められ今季から背番号10になっています。
今季も前半戦は右SHやトップ下でプレーしますが、夏場に松岡大起が清水エスパルスに移籍してからは主にボランチ(アンカー)でプレーをしました。
そして最終成績は37試合6得点とキャリアハイを記録します。
さらに6アシストはリーグ8位でした。
身長は168㎝と小柄ですがプレーはダイナミックでありサイズを感じさせません。
視野が広く両足で正確なサイドチェンジをすることができます。
これはレネ・ヴァイラー新監督が求めるサッカーと合いそうです。
また強烈なミドルシュートもあります。
5月22日の第15節の鹿島との対戦でも79分に決勝点となるシュートを決めています。
あの時はいい意味で嫌なプレーをする選手だなと思いました。
他にも狭いスペースでのプレーが得意でありターンをして前を向くことができます。
これが簡単そうではありますができる選手はなかなかいません。
荒木遼太郎も得意としているプレーであり相手DFからしたら驚異です。
このように中盤であればどこでも起用にこなせるため戦術の幅が広がる選手です。
調べれば調べるほどいい選手で本当に鹿島のスカウトもいいところに目を付けたと思います。
早くクラブからの正式発表でサポーターを安心させてほしいです。
鹿島で活躍して海外移籍やA代表に入れる選手になってもらいたいですね。
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