安部裕葵は東京オリンピックの10番になる選手

鹿島アントラーズ

非常に残念なニュースが飛び込んできました。

安部裕葵が11月6日の練習中に右足大腿二頭筋を負傷したことをクラブが発表しました。

安部は今年の2月にも同個所の大怪我を負っており復帰したばかりでした。

重傷でないことを祈るばかりです。

それでも来年の東京オリンピックのメンバーに選出されることはもちろん活躍まで期待せずにはいられません。

来年U-23サッカー日本代表でエースナンバー背番号10を付けるであろう選手はズバリ安部裕葵です。

現在は世界的なビッグクラブであるバルセロナの下部組織に所属しています。

まだBチームであるため世間的にはそこまで知名度はないかもしれません。

しかし鹿島アントラーズから世界に飛び立っていった選手なので鹿島サポーターなら知らない人はいないです。

そんな安部は高卒時代まではほとんど無名でした。

中学時代は本田圭佑がマネジメントをしているS.T.FOOTBALL CLUBに所属していました。

高校は広島の瀬戸内高校に入学します。

それほど強豪校というわけではありませんが親元を離れたいということと、高校3年生の夏に広島でインターハイが開かれるため注目されるという理由で入学を決断したようです。

そして本人の思惑通り2016年のインターハイで3ゴールをあげ大会優秀選手に選ばれます。

その活躍でオファーを出したのですが元々鹿島は同学年の岩崎悠人を狙っていました。

岩崎にフラれ獲った安部が今バルセロナにいるなんて誰も想像できなかったでしょう。

当時の安部はそこまで周りの評価は高くなかったそうです。

しかし鹿島では2017年のルーキーイヤーから出番がありました。

デビューも4月1日第5節の大宮アルディージャ戦と早かったです。

18歳63日での出場は鹿島では野沢、内田、荒木に次ぐ史上4番目の年少記録でした。

そしてこの年のJリーグワールドチャレンジのセビージャ戦では途中出場からドリブルで相手DFを翻弄します。

そしてこの試合のMVPを受賞しました。

相手の左SBスペイン代表のセルヒオ・エスクデロは安部のドリブルが一番印象に残ったとインタビューで答えていました。

2年目の2018年はJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞と着実にステップアップしていきます。

2018年年末にはクラブワールドカップ準決勝でレアル・マドリードに敗北し涙しました。

あの時のレアルは本気でなかったように思います。

今度はバルセロナの一員としてレアルと本気の試合をしてほしいですね。

2019年は鹿島史上最年少で背番号10になりました。

夏にはコパアメリカにA代表初選出しデビューします。

そして世界のバルセロナに入団という流れです。

しかし入団後も順調にいったわけではありません。

2月2日第23節プラット戦の後半34分に相手DFを抜き去った瞬間に右ハムストリングを押さえて転倒し右足大腿二頭筋の腱断裂の全治5ヵ月の大怪我を負いました。 

結局1年目はセグンダ・ディビシオンB(3部リーグ)で20試合4得点という成績でした。

そして復帰間近の8月には新型コロナウイルス陽性反応が確認され離脱と今年に入ってから災難続きでした。

ようやく10月3日に約8ヵ月ぶりに実戦復帰しました。

昨シーズンは背番号12でしたが今シーズンから背番号9に変更になり首脳陣からの期待も窺えます。

代名詞のドリブルだけでなくフリーキックも蹴っているようでだいぶ鹿島にいた時とは印象が違いますね。

そして復帰したばかりでまた怪我です。

今のところ全治は未定ですが、完全に怪我体質になってしまったところが心配であります。

今回は復帰を急がずじっくり治してほしいです。

今年オリンピックが予定通り開催されていたらおそらく怪我から間に合っていなかったでしょう。

これまで持ち前の強運と努力によりここまで上がってきました。

来年にはトップチームに上がる候補か判断されるでしょう。

世界のバルセロナですから悠長に待ってはくれないと思います。

道のりは険しいですがまずはトップチームに上がってほしいです。

そして日の丸の10番としてオリンピックで活躍し世界に名を轟かせることを期待しましょう。

シンデレラストーリーはまだまだ終わりません。

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