11月26日はキム・ミンテの誕生日です。
1993年生まれですので今年で29歳になります。
今季2022年より北海道コンサドーレ札幌から鹿島アントラーズに移籍してきました。
鹿島はJ開幕後ずっと日本人とブラジル人のみで編成されてきました。
それが2008年にアジア人枠の創設により新たな風が吹き込みます。
パク・チュホ(2009年)、イ・ジョンス(2010年)、ファン・ソッコ(2015年)、クォン・スンテ(2017年)、チョン・スンヒョン(2018年)に次ぐ鹿島史上6人目の韓国人選手として入団です。
韓国人選手は守備の選手ばかりであり、ミンテもそのその系譜を引き継いでいます。
今回はそんなミンテの紹介です。
韓国の光云大学では主に守備的なMFとしてプレーしていました。
3年生になった2014年には全国大学チャンピオンシップで優勝し、ベスト守備賞を受賞と注目の選手になります。
これに目を付けたベガルタ仙台がオファーを出し2015年に入団することになりました。
そして2年間を過ごしましたがベガルタではそれほど試合には絡んでいません。
しかし韓国では評価が高く、世代別の代表でありU-23韓国代表として2016年リオデジャネイロオリンピックのメンバー入りをしています。
バックアップメンバーからの繰り上がり選出でしたが、2試合に途中出場しました。
その後2017年に北海道コンサドーレ札幌に移籍をします。
ここでは2年目からレギュラーとなりミハイロ・ペトロヴィッチ監督にとって欠かせない選手となりました。
2021年は出場機会が減ったため名古屋グランパスへのレンタル移籍し経験を積んでいます。
プロになってから8年間を日本で過ごしています。
日本人女性と結婚しており日本語もペラペラでコミュニケーションも問題ありません。
またプレースタイルは187㎝とサイズがあるため空中戦は強いです。
その強みを活かしてもっとセットプレーでの得点源になれるといいですね。
今季加入した鹿島ではなかなか出場機会がありませんでした。
リーグ戦は21試合に出場もスタメン出場は13試合です。
出場時間は1278分であり総試合時間の半分にも満たしていません。
レネ・ヴァイラー前監督は試合を終わらせる役として、ミンテをアンカーで途中出場させる交代策を使っていました。
しかしこれがミンテの正しい起用法であったとは思えません。
岩政監督は終盤2試合をミンテと関川郁万のCBコンビにします。
そして三竿健斗をアンカーにし守備の安定を図りました。
実際2試合連続で完封できており3人の関係性もうまく構築できていたと思います。
ようやく最後に来季に向けて守備に光が見えたところでした。
これまでも鹿島の成績が良かった時は助っ人外国籍選手の力がありました。
ミンテにも鹿島の戦力になる力は十分あります。
来季はクラブのタイトル獲得に向けて存分に能力を発揮してもらいたいです。
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