前々回に鹿島アントラーズが今季リーグ優勝をするために稼ぎたい勝ち点について話をしました。
目安の勝ち点は試合数×2になります。
これまでもおおよそ勝ち点70前後で優勝クラブが決定してきました。
ただここ2年川崎フロンターレの独走により優勝ラインが上がってしまいました。
今季も川崎フロンターレや横浜F・マリノスが優勝争いのライバルになることは間違いありません。
そこで鹿島はクラブ最多勝ち点を更新する73を狙っていきたいです。
今までのクラブ最多勝ち点は72です。
2007年と2017年に2度達成しています。
2007年は終盤の9連勝で浦和レッズを交わし優勝しました。
逆に2017年は最終節で得失点差により川崎に優勝を奪われています。
同じ勝ち点72でも優勝した2007年の稼ぎ方は理想的だったと言えます。
ここで2007年のリーグ順位とその対戦成績を振り返ってみます。(左が前半戦、右が後半戦)
1 鹿島アントラーズ
2 浦和レッズ ●○
3 ガンバ大阪 ●●
4 清水エスパルス ○○
5 川崎フロンターレ ●○
6 アルビレックス新潟 △○
7 横浜F・マリノス △○
8 柏レイソル ○○
9 ジュビロ磐田 ○○
10 ヴィッセル神戸 △○
11 名古屋グランパスエイト ○●
12 FC東京 ○●
13 ジェフユナイテッド千葉 △○
14 大分トリニータ △○
15 大宮アルディージャ △○
______________________
16 サンフレッチェ広島 ○○
17 ヴァンフォーレ甲府 ○○
18 横浜FC ○○
勝ち点72の22勝6分6敗で得点60、失点36の得失点差24でした。
そして見事に優勝しています。
リーグ優勝するためには下位クラブに取りこぼしをしないことが大前提になります。
2007年はそれをきっちり達成できました。
まず下から見ていくとJ2降格の3クラブできっちり6勝できています。
また13位〜15位の3クラブにも1勝1分で負けがありません。
名古屋とFC東京には1勝1敗でしたがタイで乗り切っています。
そして6位〜10位の相手にも負けていません。
流石に上位陣には負けはありますが浦和や川崎にもタイなので十分でしょう。
ガンバにダブルを食らったのは痛かったですがそれほど致命傷にならずに良かったです。
この年はガンバとは最終的に勝ち点5も離れていました。
やはり優勝を争うクラブにダブルを食らうことは絶対に避けたいです。
2017年は上述しましたが川崎と同勝ち点72で得失点差により2位となりました。
この年は川崎に2敗しているのです。
結果的にこの敗戦で優勝を逃したようなものです。
同じ過ちは繰り返したくありません。
このくらいの成績でどこかの引き分けか負けを勝ちにできれば勝ち点74〜75に達します。
こうして見ればそれほど無理なく達成できる勝ち点です。
そしておそらくこれくらい取れれば優勝できます。
過去にはこのように理想的な勝ち点を稼ぎ優勝しています。
きっともう一度できるはずです。
今季ぜひ達成し6年ぶりのリーグ優勝を果たしてもらいましょう。
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