台風14号が福岡県に上陸しました。
そして東進を続けています。
9月18日は第29節ガンバ大阪戦がカシマサッカースタジアムで行われます。
キックオフが18:00であり予報ではちょうど強風、強雨の時間帯です。
何もアナウンスはないため通常通り開催されるでしょう。
何が起こるかわかりませんので最大限注意していただきたいです。
過去日本ではJリーグ、ルヴァン杯(旧ナビスコ杯)など公式戦が台風や豪雨、地震などの天候不良や自然災害を理由に中止された試合が多くありました。
その数は2010年頃から増加しており、ここ3〜4年は年間10試合ほどあります。
昨年2020年も第21節横浜FC戦が試合当日の朝まで開催されるかどうかわからないということがありました。
鹿島はこれまで試合開始前の中止が3回、試合開始後の中止が1回の計4試合が延期になっています。
まずは試合前に変更になった3試合から振り返ります。
2001年8月22日 ナビスコ杯準々決勝第2戦(浦和レッズ カシマサッカースタジアム)
第1戦を0−1で落としたため絶対に負けられない試合でした。
しかし台風11号の影響により1週間後の8月29日に順延されます。
試合は90分では秋田豊のゴールで1−0で勝利しトータルスコアを1−1とします。
そして延長戦前半2分に長谷川祥之のゴールで勝利し、見事準決勝に駒を進めました。
2014年3月1日 Jリーグ第1節(ヴァンフォーレ甲府 山梨中銀スタジアム)
この試合は2014年のJリーグ開幕戦でした。
2014年2月14日から翌日の2月15日にかけて山梨県が観測史上最深の大雪に見舞われました。
その後も気温が下がらずスタジアム内外の除雪ができず中止となります。
そして会場を国立競技場に移して行われました。
結果は昌子源のJリーグ初ゴールを含む4−0で圧勝します。
またこの試合が鹿島アントラーズの旧国立競技場での最後の公式戦となりました。
2019年10月13日 ルヴァン杯プライムステージ準決勝第2戦(川崎フロンターレ カシマサッカースタジアム)
台風19号の影響でキックオフの時間が15時から19時に変更されました。
この時は試合当日の朝に時間変更が発表されています。
第1戦を1−3で落としたため2点差以上の勝利が絶対条件でした。
攻めなければならない試合なのに川崎の前にどうにも手が出ません。
シュート本数も3対18とチャンスも作れず0−0で終了します。
トータルスコア1−3で敗退となりました。
そして最後は試合開始後の中止となった一戦です。
おそらく一番印象的な出来事ではないでしょうか。
2009年9月12日 Jリーグ第25節(川崎フロンターレ カシマサッカースタジアム)
アントラーズの歴史の中でも有数の事件でした。
第24節終了時点で1位鹿島、2位川崎の直接対決でした。
試合は前半途中から雨が降り出し後半は豪雨になります。
そして74分(後半29分)に中断しそのまま打ち切りになりました。
その時点で1−3で鹿島は負けていました。
当時は再試合の場合は最初から90分のやり直しの規定でした。
もちろん勝っていた川崎は納得がいかず揉めに揉めます。
そして3日後の9月15日に理事会から史上初の残り16分間のみの再試合が行われることが発表されました。
その再試合は10月17日に異様な雰囲気の中、開催されます。
再開後のファーストプレーで岩政がゴールしその後も攻撃を仕掛けるも1点が遠く2−3で敗戦となります。
ただこの16分で見せた鹿島の猛攻撃は後に繋がりました。
リーグ5連敗となり優勝も危ぶまれましたがこの試合後から息を吹き返しラストは5連勝でリーグ優勝しています。
鹿島はこれまで日付変更、スタジアム変更、時間変更、中断時点からの再試合といずれも経験してきました。
それでも最善の準備をしいつも通りのプレーをしてくれました。
今節も当日になりどこかのスタジアムでは中止の決定が下されることがあるかもしれません。
何が起きても動じずただ目の前の勝利に集中してもらいたいと思います。
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