鹿島アントラーズのシーズン途中加入選手の成績は

鹿島アントラーズ

8月1日にナイジェリア国籍のFWブレッシング・エレケの加入が発表されました。

アフリカ系の190㎝、88kgと規格外のサイズであり期待値は高くなっています。

まだチームへの合流日も決まっておりませんが非常に楽しみな選手です。

1日も早く試合で見たいですね。

ただ気になるのはすぐに鹿島アントラーズにフィットするかということです。

2018年-2019年にはスイスのFCルツェルンでレネ・ヴァイラー監督の下でプレーしています。

そのため監督のやりたいスタイルはわかっているでしょう。

それでもメンバーが違うため全く同じというわけではありません。

Jリーグでプレーするのも初めてですし、この時期の日本は高温多湿です。

まずは日本に順応できるかもポイントになってきます。

これまでも鹿島にはシーズン途中に加入した選手はいました。

しかしその数は他クラブに比べると少ない気がします。

基本的にはシーズン開幕時からの選手たちのチームワークを大事にし戦術を浸透させ1年間を戦っていきます。

そして新戦力は足りない部分を埋めていく補足として加入させていました。

これまでどのような選手が途中加入しどのような成績だったのでしょうか。

2012年以降10年間で11人いました。

鹿島に加入したシーズンのリーグ戦成績とともに紹介していきます。

2012年
3月
ドゥトラ(京都サンガF.C.より完全移籍)
27試合8得点
ジョルジーニョ体制1年目はスタートダッシュに大失敗します。
そこでカカ2世として来日したドゥトラを緊急補強です。
ドリブルから個で打開できる貴重な戦力となります。
第28節FC東京戦ではハットトリックをするなどJ1残留に大きな貢献です。
6月
レナト(広州足球倶楽部よりレンタル移籍)
14試合2得点
このシーズンはさらなる補強です。
左利きでボールをキープできるレナトも移籍させます。
正確なキックを武器に多くのチャンスを演出します。
半年のレンタルだったため退団してしまいますがもう少し見たかったと思わせる活躍ぶりでした。

2014年
3月
ジャイール(ジェフユナイテッド千葉よりレンタル移籍)
5試合0得点
シーズンが始まってすぐに加入します。
ドリブラーでありスーパーサブとして活躍するかと思いきやルーキーのカイオにその座を奪われます。
たった3ヵ月でこれといったインパクトもなく退団です。
7月2日には契約が満了し千葉に戻りました。
8月
ジョルジ・ワグネル(ボタフォゴより完全移籍)
8試合0得点
リーグ優勝に向けて緊急補強です。
2011年~2013年の柏レイソル所属時には3個のタイトル獲得に貢献した左サイドバックです。
左足のキックが正確で鹿島では前線での起用でした。
しかし全くフィットせず途中出場でチームのリズムを崩します。
終盤はずっとベンチでした。

2016年
7月
ファブリシオ(ポルティモネンセよりレンタル移籍)
8試合1得点
カイオのアル・アインへの移籍に伴い2ndステージから加入です。
モヒカンが特徴的でした。
リーグ戦ではベンチ要因もシーズン終盤にかけて徐々に存在感を増していきます。
そしてラストマッチの天皇杯決勝では豪快なシュートで決勝ゴールを決め別れを告げます。

2018年
7月
セルジーニョ(サントスFCより完全移籍)
10試合3得点
ジーコの推薦で後半戦の切り札として加入します。
体の強さを武器にゴールを量産します。
それほど目立つプレーヤーではありませんがしっかり仕事をする堅実な選手でした。
ACLでは6試合で5得点とMVP級の活躍でクラブ初のアジア制覇に大きく貢献してくれました。
7月
チョン・スンヒョン(サガン鳥栖より完全移籍)
11試合0得点
金崎夢生とのトレードのような形で入団することになります。
これまでCBの主軸であった植田直通がサークル・ブルッヘに移籍したため穴を埋める補強です。
そしてすぐに植田と同レベルの高いパフォーマンスを見せてくれます。
セルジーニョとともにスンヒョンがいなければACL制覇は成し遂げられなかったでしょう。

2019年
3月
小池裕太(シント=トロイデンVVよりレンタル移籍)
14試合1得点
パワフルな左足を武器に持つ左サイドバックです。
流通経済大学2年次には特別指定選手でした。
その後ベルギーより逆輸入です。
第18節ジュビロ磐田戦では強烈なクロス性のシュートを決め鹿島のリーグ戦500勝に花を添えています。
7月
上田綺世(法政大学より前倒し加入)
13試合4得点
元々大学卒業後に内定していました。
それを1年半前倒しでプロ入りとなりました。
すでにJリーグでは通用するレベルでした。
途中出場が多かったですが貴重なゴールも決めています。
7月
小泉慶(柏レイソルより移籍)
7試合0得点
当時柏はJ2にもかかわらずネルシーニョ監督に干され全く出番がありませんでした。
そこで鹿島に移籍してくることになります。
持ち前の運動量を武器に高いボール奪取能力を見せてくれます。
ボランチに右サイドバックとチームのウィークポイントを埋めてくれました。
8月
相馬勇紀(名古屋グランパスよりレンタル移籍)
5試合1得点
名古屋で伸び悩んでいたところで鹿島にレンタル移籍です。
ただ鹿島でもあまり出番はありませんでした。
それでもドリブルは魅力的でサブとして流れを変える存在でした。
できれば鹿島に完全移籍で来てほしかったです。

以上のように活躍した選手もいれば、そうでない選手もいました。

エレケは持っている能力を100%近く出せればJリーグでは無双できる逸材です。

かつての柏レイソルのオルンガのように日本サッカーで長く語り継がれる選手になる可能性もあるでしょう。

鹿島にもアルシンドを筆頭にマジーニョ、マルキーニョスとクラブに名を残した外国籍FW選手がいます。

特にマルキーニョスは2008年に鹿島初の得点王になっており外国人クラブ最多の59得点を決めています。

さらに2007年~2009年のJリーグ3連覇時のエースであり真の助っ人でした。

マルキーニョスでも最後に所属していたのは2010年です。

もう12年の時が流れています。

歴史は塗り替えられるものなので、そろそろマルキーニョスを超える選手の出現を期待したいです。

それがエレケであることを願っています。

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