1993年にJリーグが開幕し今季で30年目のシーズンを迎えています。
鹿島アントラーズはリーグ戦、カップ戦、天皇杯、チャンピオンシップ、ゼロックススーパーカップと全ての国内公式戦を合わせると1343試合戦ってきました。(8月5日現在)
かなりの試合数が積み上がっておりJリーグも歴史を感じます。
そこであまりいい思い出ではありませんが対戦相手でどの選手が1番鹿島相手に得点を決めているかおわかりでしょうか。
きっとこの選手はよく決めるなといった記憶はそれぞれにあると思います。
今回は全公式戦で誰によく決められているか得点数を調べてみました。
ランキングは以下の通りです。
16得点
三浦知良(32試合・2592分出場)
13得点
中山雅史(35試合・2952分出場)
大久保嘉人(31試合・2289分出場)
10得点
武田修宏(24試合・2007分出場)
野口幸司(11試合・782分出場)
渡邉千真(25試合・1750分出場)
9得点
パトリック(21試合・1408分出場)
まず第1位はキングカズこと三浦知良でした。
Jリーグ開幕当初はヴェルディ川崎のエースであり初年度の1993年だけで5ゴールを決められます。
カズのJリーグ初ゴールも5月26日の第4節鹿島戦でした。
また初代王者を争ったチャンピオンシップでは2試合連続ゴールを決められます。
憎らしいほど嫌な場面で決めてくる選手でした。
そして2位は中山と大久保です。
中山はジュビロ磐田がJリーグ入りした1994年、翌1995年は鹿島戦でノーゴールに終わります。
しかしチームが黄金期を迎えると一気に得点を奪うようになります。
秋田豊とのエアーバトルは両サポーターをワクワクさせてくれました。
1997年のチャンピオンシップでは2試合で3得点を挙げ鹿島のリーグ連覇を阻みます。
1998年、2001年のチャンピオンシップでも得点を決めており3回の対戦で5得点です。
カズ以上に大一番で決められてきました。
さらに野口幸司も忘れられない選手です。
鹿島は1995年5月3日の1stステージ第13節のベルマーレ平塚戦で0−7という大敗をしています。
この試合がクラブの最多失点試合であり未だにワースト記録です。
その思い出したくない試合で野口に5得点を決められています。
1選手に5得点決められたのもこの試合のみです。
上位はカズを除くとすでに引退されています。
現役のJ1選手ではパトリックが9得点でトップです。
ヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪と所属したクラブで得点を積み上げています。
J1通算82得点であり鹿島戦で9得点なので得意にされていますね。
以下のランキングで注目はマルキーニョスです。
鹿島のリーグ3連覇時のエースですがJリーグを7クラブ渡り歩いています。
そのため8得点(17試合・1328分出場)となっています。
もし鹿島に加入していなければもっと決められていたので鹿島の選手になってくれて本当によかったです。
さらに鹿島から浦和レッズに禁断の移籍をした興梠慎三も7得点(25試合・1673分出場)を決めています。
やはり長く鹿島でプレーしており守備陣の特徴を理解していたのでしょう。
他で気になるのは柏好文6得点(26試合出場・2017分出場)、藤本憲明5得点(6試合・369分出場)です。
2人ともキャリアの中でそれほど多く得点を決めているわけではありません。
その中で鹿島戦での得点の割合が高いです。
特に藤本は90分当たり1.22点という高い得点率を誇ります。
藤本が鹿島と初対決となった2019年2月23日のリーグ開幕戦です。
当時は大分トリニータの選手としてカシマサッカースタジアムに乗り込んできました。
大分はこの年にJ1に2013年以来に昇格した年でした。
大方の予想では鹿島の圧倒的優勢でしたがまさかの藤本の2ゴールで1−2と開幕戦黒星となります。
いきなり躓きリーグ優勝を逃す一因となりました。
その後移籍したヴィッセル神戸では2019年天皇杯決勝で好き勝手にやられます。
18分には犬飼智也のオウンゴールになりましたが藤本が詰めていたため生じたゴールでした。
そして38分には藤本に決められ0−2で天皇杯のタイトルを逃すことになります。
鹿島サポーターには一生忘れられない選手として刻み込まれています。
鹿島キラーという単語は無いに越したことはないので今後はそのような選手を作らせないようにしたいですね。
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