9月23日の第18節川崎フロンターレvs横浜FC戦で三浦知良が53歳6ヵ月28日でJ1最年長出場記録を更新しました。
今までは中山雅史の45歳2ヵ月1日が記録でしたので8歳以上の更新となります。
これまでずっとプロとしてあり続け体を維持し20代と一緒にプレーすることは並大抵の努力ではできないことだと思います。
サッカー選手は30代に入ればベテランと呼ばれチーム編成ではクビになることが多いです。
海外では特に顕著で元日本代表の香川真司はまだ31歳ですがサラゴサを契約解除になり次の移籍先が決まっていません。
ここまで選手を続けるには戦力として計算されるとともに人気面など他の要素が占めるため誰でもできるわけではありません。
今後Jリーグが50年、100年と続く中でももう更新されることはない記録でしょう。
他に更新されない可能性があるのがJ1出場試合数です。
J2ジュビロ磐田にレンタル移籍中である遠藤保仁が641試合となっています。
J1リーグが年間34試合のため20年近く常時出場しないと抜けません。
そのためには大きな怪我をしない、監督が代わっても使われ続ける、チームがJ1に居続けることが大前提になります。
どうしても移籍が多くなると短命になりがちです。
ここまでのJ1歴代出場数の上位10名の選手とこれまでの所属チームです。(所属がJ1チーム時のみ)
1位 遠藤保仁 641試合(横浜フリューゲルス1年→京都サンガ2年→ガンバ大阪20年)
2位 楢﨑正剛 631試合(横浜フリューゲルス4年→名古屋グランパス20年)
3位 中澤佑二 593試合(東京ヴェルディ3年→横浜F・マリノス17年)
4位 阿部勇樹 574試合(ジェフ千葉9年→浦和レッズ13年)
5位 曽ヶ端準 533試合(鹿島アントラーズ23年)
6位 小笠原満男 525試合(鹿島アントラーズ21年)
7位 伊東輝悦 517試合(清水エスパルス18年→ヴァンフォーレ甲府3年)
8位 山田暢久 501試合(浦和レッズ20年)
9位 明神智和 497試合(柏レイソル10年→ガンバ大阪10年→名古屋グランパス1年)
10位 西川周作 478試合(大分トリニータ5年→サンフレッチェ広島4年→浦和レッズ7年)
なんとこれまでの所属が1~3チームというかなり少ない数でした。
データによるとJリーグ全クラブで各チームのレギュラークラスの選手でさえ所属年数は約2.89年らしいです。
自らの意思なのかクラブの事情なのかはわかりませんが約3年ほどでチームを離れています。
ちなみにカズはJ1出場数は322試合で歴代82位ですが現在の横浜FCに16年も所属しています。
また上位2名の遠藤、楢﨑が高卒で横浜フリューゲルスに入団しているのも興味深いです。
もし横浜フリューゲルスが消滅していなかったら2人の運命は違ったものになっていたに違いありません。
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