11月2日に韓国メディア「スポーツ朝鮮」によると鹿島アントラーズのGKクォン・スンテが1年間の契約更新が濃厚であることを報じました。
記事によりますとコーチ手形付きとのことで引退後も鹿島に残るようです。
スンテは2017年に全北現代から鹿島に移籍をしてきます。
そしてすぐにレギュラーとして守備陣をまとめてきました。
しかし2020年にチームの不振から当時のザーゴ監督は沖悠哉に正GKを交代します。
2021年に相馬直樹監督に交代後も序列は変わりません。
スンテはベンチ外になることも多くなり去就が心配されていました。
それでも出番に備え準備をしていました。
そしてその努力が報われます。
2021年のシーズン終盤のラスト5試合でスンテに出番がやってきます。
そこで好パフォーマンスを見せると今季はレギュラーとして返り咲きました。
しかし天皇杯準決勝のヴァンフォーレ甲府戦後には「最後の試合だという気持ちで準備してこの一戦に臨んだ。」とコメントしています。
その後はリーグ戦でもベンチ外になったため今季で退団かと推測されました。
それがもう1年鹿島でプレーしてくれるようです。
現在はライバルであった曽ヶ端準がGKアシスタントコーチとしてチームを支えています。
鹿島のGKは皆若いため2人のレジェンドGKから指導を受けることは必ず成長に繋がるはずです。
元日本代表、元韓国代表のGKコーチがいるクラブも他にはないでしょう。
ぜひスンテには引退後にコーチを引き受けてほしいです。
そして選手たちには良い環境なので期待に応えてもらいたいですね。
さらに記事では漢陽工業高校3年生のGKパク・ウィジョンを獲得するとのことです。
パクは元U−17韓国代表であり192cmの左利きです。
パクのことを調べましたがこれ以上の詳細はわかりませんでした。
ただ将来性豊かで魅力的な選手であることは間違いありません。
4年契約であり最初の2年を育成期間とし、2025年のデビューを目指すと具体的なところまで書かれています。
スンテの寵愛を受けて鹿島でレギュラーとなるGKになれるのでしょうか。
もし鹿島が高卒の外国籍選手を獲得となると2011年のイゴール、2014年のカイオ以来となります。
クラブからはかなり期待されていると思うので早くプレーを見てみたいです。
ただ気になるのは来季のGKの選手層です。
早川友基、沖悠哉、山田大樹と20代前半のGKが3人います。
早川は今や鹿島のレギュラーとなり、沖と山田はU−15から世代別日本代表の常連と実力者が揃っています。
さらにパクが加入すると4人も若手GKを抱えることになります。
GKは1人しか出場できない狭き門です。
そのため誰かを放出することになると思います。
プロの世界では仕方ないことですが寂しい限りです。
スンテ、パクの両者の正式発表はもう間もなくされるとのことです。
鹿島の場合はあまり情報が出回らないためほぼ決まっているのでしょう。
しかし正式発表されるまでは何が起こるかわかりません。
その日を楽しみに待っていようと思います。
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