鹿島アントラーズの大量得点試合が見たい【Jリーグ全体では得点数は減少傾向】

鹿島アントラーズ

1993年に開幕したJリーグも2022年で30年が経過しました。

これまで8648試合のJ1リーグ戦が行われ、24804得点が記録されています。

Jリーグ開幕戦でのマイヤー(ヴェルディ川崎)の初ゴールから歴史は始まりました。

1試合平均では2.87得点となり、毎試合歓喜ともなり絶望ともなるゴールが生まれています。

時代が経つにつれて世界的にサッカーは進化し続けており戦術は複雑化しています。

そのため守備はシステマティックに構築され、点をいかに取られないかというサッカーになってきました。

もちろん日本にも波及しています。

Jリーグ草創期は派手な打ち合いの試合も多くありました。

それが今では見かけることは少なくなりました。

データ上でもそれは表れています。

ここからいくつかの年のデータをピックアップして見ていこうと思います。

1993年
532得点(180試合)
1試合平均得点 2.96
プロリーグが開幕しサッカーが大きく取り上げられていた時代です。
初年度から多くの得点が入っています。
1番得点シーンが盛り上がるため攻撃的なスタイルを採用するチームが多くありました。

1995年
1214得点(364試合)
1試合平均得点 3.34
年間の得点数が最も多かった年です。
リーグ戦も1チーム年間52試合と過密日程の中で行われていました。

1998年
1074得点(306試合)
1試合平均得点 3.51
今のところ1995年と1998年しか年間1000得点を超えた年はありません。
そして1試合平均得点は最も高くなっています。
日本代表がフランスW杯に初出場し、盛り上がっていたことが得点増に繋がったのかもしれません。

2005年
873得点(306試合)
1試合平均得点 2.85
この年から現行の1シーズン制になりました。
2002年まであったVゴール方式の延長戦が無くなり2点台になっています。
ここから5年おきに見ていきます。

2010年
813得点(306試合)
1試合平均得点 2.66
1シーズン制も定着してきます。
5年前より総得点で60点も少なくなっています。
1試合平均得点は0.2ほど下がりました。

2015年
820得点(306試合)
1試合平均得点 2.68
ここ5年間ではほぼ増減はありません。
2点台半ばに落ち着きます。

2021年
920得点(380試合)
1試合平均得点 2.42
2022年
771得点(306試合)
1試合平均得点 2.52
そして直近の2年間です。
急激に得点数が少なくなっています。
5人交代制になったため得点数は伸びそうですが実際は逆でした。

元々サッカーは得点が入りにくいスポーツです。

さらにこのように年々得点数が減少しています。

鹿島アントラーズも伝統的にそれほど多くの得点をするクラブではありません。

リーグ戦で1試合4得点をする試合はたまにありますが、5得点する試合は年に1試合あるかないかです。

それでも鹿島もJリーグ全体の得点数が多かった90年代後半には2試合連続で5得点以上の大量得点もありました。

1997年
8月2日2nd第2節 ヴィッセル神戸 ○5−0
8月9日2nd第4節 名古屋グランパスエイト ○7−0
※チーム数が奇数だったため3節は試合なし

1999年
11月20日2nd第13節 京都サンガF.C. ○5−0
11月23日2nd第14節 ベルマーレ平塚 ○6−0

もうこのように連続で大量得点を見る機会もないのかもしれません。

また上記にも入っていますが鹿島アントラーズのリーグ戦最多得点は7得点です。

過去に3試合ありました。

1997年
8月9日2nd第4節 名古屋グランパスエイト ○7−0

2005年
8月24日第20節 アルビレックス新潟 ○7−2

2012年
5月19日第12節 コンサドーレ札幌 ○7−0

この3試合は全てカシマサッカースタジアムでのホームゲームでした。

最多得点の方が再度達成、あるいは更新する可能性は高そうです。

どんなスコアであれ勝ち点3を取ることが最も重要です。

ただたまには多くの得点を決めて気持ちのいい試合を見たいものです。

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