日本代表のE-1サッカー選手権がもう間もなく開催されます。
7月19日に香港代表、7月24日に中国代表、7月27日に韓国代表と3試合行われます。
年末に行われるカタールW杯へ向けて残り少ない真剣勝負の大会です。
また今回は国内組のみの編成となりメンバーに注目が集まっています。
最後にW杯本大会のメンバー26人に滑り込む選手は出てくるのでしょうか。
そのメンバー発表は7月13日です。
日本人選手の海外移籍が増え、海外組でないとA代表に呼ばれることが難しくなった時代です。
国内組のラストチャンスとも言える大会になります。
その中で最大の注目はFWの陣容です。
これまで森保一監督の序列では大迫勇也が一番手であることは間違いありません。
昨夏にJリーグ復帰をしており現在はヴィッセル神戸に所属しています。
しかし今回はW杯に出場したことのある国内組は呼ばないと明言しているため選外になる見通しです。
他の常連FWも浅野拓磨、古橋亨梧、前田大然と海外組のため選ばれません。
代表に定着し始めた上田綺世もベルギーのサークル・ブルッヘに移籍したため呼ばれることはなくなりました。
そのため今回のE-1ではほぼ代表に選ばれていない選手が呼ばれることになります。
まずは現在のJリーグで結果を出し候補になりそうな選手は以下の通りです。(7月11日現在)
西村拓真(横浜F・マリノス)
16試合(1059分)8得点 90分当たり平均得点0.679
町野修斗(湘南ベルマーレ)
18試合(1075分)8得点 90分当たり平均得点0.669
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
19試合(1598分)7得点 90分当たり平均得点0.394
細谷真大(柏レイソル)
20試合(1462分)6得点 90分当たり平均得点0.369
満田誠(サンフレッチェ広島)
18試合(1428分)5得点 90分当たり平均得点0.315
今回はW杯と同様26人のメンバー発表が予定されています。
そのためFWは4人が予想されます。
得点ランキング上位で年齢やW杯に出場していないという条件から考えると上記5人からほぼ選ばれるでしょう。
それぞれにプレーの特徴はありますが成績に大きな差はありません。
もしかしたら6月30日にガンバ大阪に移籍が発表された鈴木武蔵も選出の可能性があります。
現在Jリーグで得点ランキング上位の選手たちですが全員が国際Aマッチの出場が0です。
少し悲しい結果ですね。
この中で最も選出の可能性は低いでしょうが見たいのは鈴木優磨です。
かつてはゴールに向かって自らボールを積極的に受けて得点を奪っていくプレースタイルでした。
両足、頭とどこからでも得点が取れる選手です。
さらにワントップとして前線で体を貼りながらもゴールへと突き進むポストプレーヤータイプのためポスト大迫と期待されていました。
しかし今季鹿島に復帰後は攻撃の組み立てに参加しチームプレーを第一に考えるようになりました。
どちらかと言うと得点以外の方がインパクトがあるくらいです。
周囲に合わせて変幻自在にポジションを変えてきます。
そしてクロスやスルーパスで得点を演出してきました。
これはリーグトップの7アシストという数字にも表れています。
プレー以外にもチームメイトを鼓舞したり、不調の選手にPKを譲ったりと勝利のために何をすべきかを理解しています。
鹿島がリーグ優勝に近い順位でフィニッシュすれば鈴木がMVPを取るのではないでしょうか。
それほど個人成績、チームへの貢献度はあると思います。
これまでJリーグのMVPを受賞した日本人選手は例外なく全員が日本代表として国際Aマッチに出場しています。
森保監督と確執が噂されてから一度も日本代表に招集されていません。
ただこれほど今が旬の選手を呼ばない手はありません。
もうW杯へ時間は多くありませんが日本のグループステージ突破へラストピースになるでしょう。
日の丸のユニフォームを背負った鈴木優磨を見られることを願っています。
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