12月16日はJ1第33節の6試合が各地で行われました。
そしてコロナ禍で変則開催であったシーズンもついに全クラブが33試合で消化で並びました。
残すところは12月19日の第34節のみです。
まずは今節の結果です。
川崎フロンターレvs浦和レッズ 3-1
横浜FCvsガンバ大阪 0-2
湘南ベルマーレvs大分トリニータ 1-2
清水エスパルスvsベガルタ仙台 2-3
セレッソ大阪vsサガン鳥栖 1-2
サンフレッチェ広島vs柏レイソル 0-1
今節は盛りだくさんの記録ラッシュでした。
まずは川崎フロンターレです。
今節の3ゴールでシーズン85得点としました。
1998年の2ステージ制時代にジュビロ磐田が107得点ととんでもない記録を作りました。
しかし1ステージ制では2006年に川崎フロンターレ自らが記録した84得点が最多でしたので更新しました。
また2020年の川崎は伝説を作りましたね。
さらに三笘薫が4試合ぶりのゴールを決め渡邉千真、武藤嘉紀と並ぶ新人最多タイの13得点としました。
右SBの山根視来からのクロスを綺麗にヘディングで合わせました。
最終節で記録更新なるか注目です。
もしルーキーの最多得点を更新できたらMVPもありそうな予感がします。
そして浦和レッズの興梠慎三が先制のPKを決め9年連続の二桁得点となりました。
J1新記録であり素晴らしい記録です。
おそらく今後は抜かれない記録だと思っています。
今は浦和の選手であり賛否両論あると思いますが私は元鹿島の選手としてこれからも応援したいです。
さらにこのゴールでJ1歴代3位の中山雅史に並ぶ157得点となりました。
横浜FCではカズこと三浦知良が82分に途中出場し53歳9ヵ月20日でJ1リーグ最年長出場を更新しました。
来年もJ1なので現役でいればさらなる記録更新がありそうです。
ここからは順位の話になります。
今節でガンバ大阪が勝利したことにより2位が決定しました。
よって今年の天皇杯出場権と来年のACL出場権を獲得しました。
そしてACL出場権のかかる3位争いは最終節にもつれ込みました。
4位セレッソは鳥栖に勝てば2位も狙える位置につけることができましたがアディショナルタイムの失点で敗戦となります。
そのため3位名古屋(勝ち点60)、4位セレッソ(勝ち点59)、5位鹿島(勝ち点58)と大混戦になりました。
名古屋が有利なのは間違いないですが相手は8位のサンフレッチェ広島です。
そう簡単に勝てるとは思えません。
そして最終節最大の注目カードが鹿島アントラーズvsセレッソ大阪です。
4位と5位の直接対決となります。
鹿島はもう勝つしかありません。
また名古屋とは得失点差が5も離れているため名古屋に引き分けられると勝っても追いつけない可能性が高いです。
よって逆転で鹿島が3位になる条件は鹿島が勝ち、名古屋が負けるというシンプルなものになります。
他会場のことはどうしようもできませんのでまずは鹿島は絶対勝ちましょう。
最下位争いも混沌としています。
17位清水、18位仙台の裏天王山は仙台が勝ったため清水が最下位に転落しました。
そして16位仙台、17位湘南、18位清水の勝ち点差は1ずつなので最終節で最下位が決定します。
いくらJ2降格がないシーズンとはいえ最下位は屈辱的なので避けたいでしょう。
最後に同じ12月16日にJ2第41節がありました。
今年のJ2はJ1と違い大混戦で残り2試合でまだ昇格クラブが決まっていませんでした。
首位徳島ヴォルティスは大宮アルディージャに1-0で勝利しついにJ1昇格を決めました。
2014年以来2度目のJ1おめでとうございます。
さらにアビスパ福岡の5年ぶりの復帰も決まりました。
来年はライバルになりますので試合はきっちり勝たせていただきます。
そして鹿島サポーターの注目と言えば今や徳島のエースになった垣田裕暉の動向です。
この試合でも昇格を決めるヘディングゴールを決めました。
今シーズン17点はJ2得点ランキング第3位です。
彼は言わずと知れた鹿島からのレンタル移籍中の選手です。
2017~2019年をJ2ツエーゲン金沢、そして今年2020年を徳島と非常に珍しい4年間のレンタル移籍中です。
普通はこれほど長くクラブにいなければ完全移籍させるところ、保有権を持っているということはかなり期待されていると思われます。
来年は満を持して鹿島に復帰するのではないでしょうか。
そうなると来年は日本人FWは上田綺世、染野唯月、そして垣田となるので豪華なレギュラー争いになりますね。
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