水戸ホーリーホックとの対戦成績を振り返る【勝って開幕に弾みをつけたい】

鹿島アントラーズ

2月12日はいばらきサッカーフェスティバル水戸ホーリーホック戦がケーズデンキスタジアム水戸で行われます。

Jリーグ開幕を1週間後に控えた最後のプレシーズンマッチです。

これまで鹿島アントラーズは練習試合で結果が出ていません。

J2相手に得点はできず、失点はしており不安が募っています。

最後の調整の場でどんなフォーメーションでどの選手を起用するのでしょうか。

これまで鹿島アントラーズはJリーグ開幕からずっとJ1であり、水戸ホーリーホックは2000年にJ2に参加以降J1に昇格したことがないため両チームのリーグ戦での対戦はありません。

またルヴァン杯(旧ナビスコ杯)もJ1のクラブしか出場できないため対戦がありませんでした。

そのため対戦するとなると天皇杯しかありません。

その天皇杯では2004年11月13日の茨城県民の日に4回戦で公式戦初の茨城ダービーが実現しました。

笠松運動公園陸上競技場で行われましたが13,393人も観客が入るという大人気でした。

この試合は鹿島が74分の中田浩二のゴールで1−0で勝利しています。

ちなみにこれまで3回天皇杯で対戦しており鹿島の2勝1敗となっています。(2007年11月4日4回戦○2−0、2015年10月14日3回戦●0−0PK2−3)

そしてこの時に大観衆を集めたことをきっかけに翌年からプレシーズンマッチとしていばらきサッカーフェスティバルが始まりました。

そのため今回が19回目です。

ただ過去に中止となったのは2回あります。

1回目は2014年2月15日にケーズデンキスタジアム水戸で開催される予定だった試合が前日の積雪の影響で中止となっています。

この時は翌日に鹿島のクラブハウスグラウンドで練習試合として行われました。

そして2回目はコロナが原因です。

この時も2月21日に無観客で練習試合を行っています。

ここで過去の試合結果を振り返ってみます。

第1回(2005年) 鹿島 2−0 水戸
第2回(2006年) 鹿島 2−1 水戸
第3回(2007年) 水戸 0−4 鹿島
第4回(2008年) 鹿島 3−0 水戸
第5回(2009年) 鹿島 4−0 水戸
第6回(2010年) 水戸 0−2 鹿島
第7回(2011年) 鹿島 3−0 水戸
第8回(2012年) 水戸 0−1 鹿島
第9回(2013年) 鹿島 2−2 水戸
第10回(2014年) 悪天候のため中止
第11回(2015年) 鹿島 3−1 水戸
第12回(2016年) 鹿島 2−1 水戸
第13回(2017年) 水戸 0−3 鹿島
第14回(2018年) 水戸 3−4 鹿島
第15回(2019年) 鹿島 1−0 水戸
第16回(2020年) 水戸 0−1 鹿島
第17回(2021年) コロナのため中止
第18回(2022年) 鹿島 0−1水戸

これまで16試合の通算成績は14勝1分1敗となっています。

かつて2007年には野沢拓也が24分の先制ゴールの直後の28分に相手の悪質なファールにより左膝内側側副靭帯損傷で全治2ヵ月の大怪我を負いました。

そのためJリーグ開幕には間に合わずゲームメーカーを失ったことにより序盤の不振に陥ります。

シーズン直前のプレシーズンマッチであるまじき行為です。

近年はそのようなことはなくあくまで調整の意味合いが強くなっています。

そのためここ4試合は全て1点差ゲームとなっており内容もさほど満足するものではありませんでした。

直近5試合はどのように新加入選手を出場させどんな内容だったかを振り返ってみます。

2017年は鹿島が大型補強をした年でした。
クォン・スンテ、三竿雄斗、レオ・シルバ、ペドロ・ジュニオールと4人も新戦力をスタメン出場させます。
さらに70分にレアンドロ、85分に金森健志と合計6人の新戦力が出場となりました。
84分にはそのレアンドロが日本での初ゴールも決めています。
また新加入ではありませんが鈴木優磨が73分にゴールを決めプレシーズンマッチ5試合目の出場で5ゴール目と絶好調でした。
そして2017年は新背番号9として飛躍のシーズンを迎えます。

2018年は両チーム合わせて7点と過去一番点数が入った試合となりました。
しかもビハインドを三度追い付き終了間際の86分に山本脩斗がヘディングで逆転ゴールを決めます。
この年に鹿島に復帰した内田篤人がスタメンで81分間プレーしています。
新加入選手では69分に昌子源に代わり犬飼智也、遠藤康に代わり安西幸輝と2人を同時投入します。
そして安西が大活躍でした。
短い時間でしたがドリブルで何度も駆け上がり最大のインパクトを残します。
79分には同点ゴール、86分の決勝点のアシストとなるクロスも安西でした。
その活躍が認められ2018年は公式戦50試合出場とフル稼働をします。

2019年は前年と打って変わって1−0でした。
シュート数も8対9とあまり見せ場のない試合でした。
決勝ゴールは中村充孝が24分にゴール前のこぼれ球にうまくフェイントで切り返して左足で決めています。
大卒ルーキーの名古新太郎がスタメンで71分には高卒ルーキーの関川郁万が町田浩樹に代わって出場しています。

2020年は移籍組の和泉竜司、高卒ルーキーの荒木遼太郎がスタメン出場します。
そして前半38分に白崎凌兵からのスルーパスに荒木がドリブルでゴールに近づき左足でネットを揺らします。
ルーキーのいばらきサッカーフェスティバルでのゴールは2009年の大迫勇也以来2人目の快挙でした。
前年同様その後は見せ場の少ない試合でしたが新戦力を試していきます。
63分にはゴールを決めた荒木から松村優太、和泉からファンアラーノを投入します。
さらに77分には杉岡大暉も出場し合計5人の新加入選手がピッチを踏みました。
そして2020年は荒木が高卒ルーキーとは思えない活躍をしたことは言うまでもありません。

2022年は16戦目で初めて水戸に黒星を喫しました。
気温7.7℃の雨という悪条件にも関わらず6374人の観衆が集まりましたが、その期待に応えることはできませんでした。
移籍組ではキム・ミンテ、 樋口雄太、そしてベルギーから復帰した鈴木優磨がスタメン出場です。
そして前半は攻撃陣は機能はしていました。
27分には樋口がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得します。
このPKを鈴木が蹴るもコースが甘くGKに止められてしまいました。
樋口はもう何年も所属しているかのように中盤を支配します。
ここで評価を上げ移籍1年目からレギュラーを掴みました。

このように水戸戦でチャンスを掴み活躍したことでシーズンで定位置を獲得した選手が少なくありません。

今季で言えば藤井智也、師岡柊生の両サイドは注目です。

縦へのスピードがあり攻撃のアクセントを付けてくれます。

開幕スタメンを獲得するためにもこの試合で結果がほしいです。

練習試合ではありますが観客を入れての本番さながらの試合です。

いい内容で開幕に向けて弾みをつけてほしいと思います。

PSM水戸ホーリーホック戦を振り返って【史上初の黒星】
2月13日はいばらきサッカーフェスティバル水戸ホーリーホック戦がカシマサッカースタジアムで行われました。 昨年はコロナの影響で中止となっており2年ぶりの開催でした。 結果は0−1で敗戦です。 プレシーズンマッチとは言え16...

にほんブログ村 サッカーブログ 鹿島アントラーズへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました