溝口修平、手薄なサイドバックの戦力になれるか

鹿島アントラーズ

2月13日は溝口修平の誕生日です。

2004年生まれですので今年で19歳になります。

今季は鹿島アントラーズユースから昇格しプロ2年目となる期待の若手です。

まずは溝口の紹介をします。

茨城県出身で鹿島アントラーズノルテジュニアユースからユース、トップと鹿島一筋となっています。

左利きの左サイドバックの選手です。

174㎝、66kgとサッカー選手としては小柄ですがポジションがサイドバックなのでそこまで支障はないでしょう。

それよりも体の線が細いのでもう少し筋力アップをしたいです。

元々は攻撃の選手でありドリブルを得意とするプレースタイルでした。

そこからSBに転向しているのでどちらかというと攻撃面で力を発揮します。

そして精度の高いクロスに定評があります。

前線の選手と連携が合えばアシストを量産しそうなタイプです。

そのような特徴があり左サイドで起点を作ることができます。

2019年のU-15で世代別の日本代表になるとU-16からU-19まで継続的に選ばれ続けてきました。

来年2024年のパリオリンピック世代であり十分メンバー入りの可能性もあります。

ただ鹿島のレベルは高くそのような選手でも1年目から活躍とはいきませんでした。

昨年の公式戦出場は以下の通りです。

カップ戦 1試合(先発0試合)0得点、7分出場
天皇杯 2試合(先発2試合)0得点、168分出場

合計3試合の公式戦に出場できましたがリーグ戦の出場は果たせませんでした。

ユースからトップ昇格という狭き門をくぐり抜けてきた選手です。

ここから大きく羽ばたいてほしいですが鹿島ではユース出身選手があまり活躍できていない実状があります。

今のところ溝口まで34人がユースから鹿島アントラーズのトップに昇格しました。

しかしリーグ戦に出場できたのはちょうど半分の17人しかいません。

さらに出場できた選手でも10人が5試合以下となっています。

これまでユース出身でレギュラーを奪ったと言えるのは曽ヶ端準(533試合)、土居聖真(297試合)、野沢拓也(285試合)、鈴木優磨(128試合)、町田浩樹(73試合)、沖悠哉(59試合)のたった6人です。

なかなか現実は厳しいです。

また左利きのサイドバックもポジションを掴めていません。

歴代のレギュラーは相馬直樹、新井場徹、山本脩斗、安西幸輝と皆右利きです。

近年では永戸勝也、杉岡大暉と実力者でもレギュラーにはなれませんでした。

このように伝統的に右利きの左SBが定着しています。

現在の鹿島はサイドバックが手薄です。

安西幸輝、広瀬陸斗、常本佳吾、そして溝口の4人しかいません。

今の岩政監督の構想では右SBが常本、広瀬、左SBが安西、そして本職はボランチの佐野海舟となっています。

おそらく溝口は左SBの3番手でしょう。

まずは昨シーズン同様にルヴァン杯や天皇杯で少しずつ経験値を上げていくことになりそうです。

まだリーグ戦で戦力になるまでの道のりは長いかもしれません。

しかし一歩ずつ着実に階段を上ってほしいです。

鹿島が強かった頃はJリーグを代表するサイドバックが所属していました。

ぜひ溝口にもそのようなクラブの伝統に名を残す選手になってもらいたいと思います。

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