なぜか不思議なことに鹿島アントラーズには左利きが少ない

鹿島アントラーズ

人間の利き手は右利きが90%、左利きが10%と言われています。

そして何故右利きが多いのかはわかっていません。

心臓が左胸にあるため原始時代から左手に盾を持ち、右手に矛を持っていたため右利きが多いという攻撃・防御説から遺伝説まで様々です。

また現代は右利きのための道具があふれているためという環境説もあります。

最も有力なのは右脳と左脳のどちらが体の動きをコントロールしているかによるという優位脳説だそうです。

利き手が決まるのは後天的なものではなく先天的なものであるようです。

それに比べて利き足は右利きが70%、左利きが30%と言われています。

利き足もどのように決まるのか解明されていませんが割合は偏っています。

そのため特にスポーツ界では左利きは重宝されます。

サッカーではレフティーと特別に呼ばれるほどです。

そして少数派の左利きから日本を代表する選手が多く出ています。

その才能は中盤で最も発揮されるのか名波浩や中村俊輔、本田圭佑、久保建英とどの世代にもいます。

鹿島アントラーズではどうなっているのでしょうか。

そこでどのような比率なのか調べてみました。

今季の登録メンバー33人のポジション別の利き足は以下の通りです。

GK 右利き3人 左利き1人

DF 右利き8人 左利き1人

MF 右利き13人 左利き1人

FW 右利き6人 左利き0人

合計 右利き30人 左利き3人

割合では右利きが91%、左利きが9%でした。

分母が33と小さいですがかなり右利きに偏っています。

鹿島は今季だけでなく、これまでも右利きで編成してきたクラブです。

どのポジションでも30年の歴史の中で左利きを見つけることが難しいほど少ないです。

鹿島アントラーズのリーグ戦出場数上位50人のうち、左利き選手はどれほどランクインしているでしょうか。(括弧内は出場数の順位)

遠藤康(7位)
304試合46得点

中田浩二(11位)
266試合33得点

古川昌明(38位)
115試合

フェルナンド(43位)
102試合19得点

深井正樹(50位)
92試合13得点

クラブ歴代出場数上位50人のうち、左利きはたった5人しかいませんでした。

鹿島のスタイルには右利きが合うため最初から右利きにオファーしているのでしょうか。

深井は中盤寄りのFWだったことを考えるとDF、CFでは長く出場し続けた左利き選手はいません。

一般的に左利きが多い左サイドバックも鹿島では右利きが務めることがほとんどです。

相馬直樹や新井場徹、山本脩斗と皆右利きでした。

どうしてこのようなことになったのか不思議なものです。

同じようなプレースタイルでも利き足が違うだけで全然違う選手になります。

ボールをどちらの足で蹴るかというだけでなく、どちらの足でトラップするかというわずかなところでも違いを生むことができるわけです。

特にMFで司令塔タイプは左利きというだけで華やかに見えます。

小笠原満男や本山雅志、そして野沢拓也といったファンタジスタたちが左利きだったら違った歴史になっていたかもしれません。

いつかは鹿島で左利きの彼らのような選手を見てみたいものです。

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