日本代表、上田綺世の国際Aマッチでのゴールが遠いものとなっています。
3月28日に今年初の日本代表の活動が幕を閉じました。
今回の3月シリーズではウルグアイ、コロンビアと南米の強豪国と対戦します。
次のW杯に向けてスタートとなる大事な試合で1分1敗と勝利をすることはできませんでした。
これまでの戦い方を継続した中で新戦力を融合しており今後に向けて各選手アピールが必要です。
その中で上田はなかなか結果で示すことができず苦しい状況です。
前回のカタールW杯前から継続的に日本代表に招集されています。
しかし絶対的なポジションの確立に至っていません。
今回の親善試合でも2試合とも途中出場となっています。
森保一監督は東京オリンピック日本代表の監督も務めており、上田をずっと起用していました。
オリンピック本戦では怪我もあり限定的な起用法ではありましたが決して評価は低くないはずです。
上田は世代別代表では通算17得点と最も点を取っていました。
ただフル代表になってからは未だにノーゴールです。
まずは年ごとの出場数、出場時間を見てみます。(3月29日現在)
2019年
6試合(313分出場)
2022年
6試合(329分出場)
2023年
2試合(68分出場)
国際Aマッチに14試合出場し0得点となっています。
その内スタメン出場は6試合です。
途中出場が多かったり、相性のあまり良くないメンバーとの組み合わせで出場したりと不運なところはあります。
しかし700分以上に出場しノーゴールというのもFWとして寂しい成績です。
代表では1トップが採用されているため前線でのポストプレーや守備など様々なタスクが課せられています。
それでも目に見える数字である得点が一番の評価対象です。
上田はA代表デビューとなった2019年のコパ・アメリカで幾度となくチャンスに絡むも、ことごとくゴールに嫌われます。
先日のコロンビア戦でも決まっていてもおかしくないヘディングシュートがありました。
これまで鹿島アントラーズやセルクル・ブルージュではゴールを量産してきましたが何故か代表ではゴールが遠いです。
そして代表ではライバルたちにはゴールが生まれています。
2021年以降日本代表に呼ばれたFW選手の成績は以下の通りです。
大迫勇也 57試合25得点
浅野拓磨 43試合8得点
古橋亨梧 16試合3得点
前田大然 11試合2得点
西村拓真 5試合3得点
町野修斗 5試合3得点
オナイウ阿道 3試合3得点
細谷真大 1試合0得点
パリオリンピック世代である細谷以外は全員ゴールを決めています。
そのため焦りも出ているのかもしれません。
このままノーゴールが続くと代表落選も現実味を帯びてきます。
ただ上田の場合は1点取ることができれば一気に爆発する可能性が高いです。
これまでは鹿島でもセルクルでも早い段階で得点できたことでスムーズに入ることができました。
代表は常に一緒にプレーしているわけではなく試合ごとにメンバーも変わってしまいます。
確かに特徴を出すのは難しいです。
それでも要求し続ければいつかはいいパスが来るはずです。
次の代表の活動は6月15日と6月20日が予定されています。
その2連戦では今度こそ代表初ゴールが見たいです。
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