今季2023年シーズンも開幕から約2ヵ月半が経ちました。
鹿島アントラーズは3月から結果が出ず苦しい時期が続きます。
4月もなかなか厳しい成績になりました。
7試合という過密日程の中でもがき苦しんだ1ヵ月です。
まずは全公式戦を振り返ってみます。
4月1日J1第6節サンフレッチェ広島 ●1−2
4月5日ルヴァン杯GS第3節アビスパ福岡 ○1−0
4月9日J1第7節柏レイソル ●0−1
4月15日J1第8節ヴィッセル神戸 ●1−5
4月19日ルヴァン杯GS第4節アビスパ福岡 ●1−2
4月23日J1第9節アルビレックス新潟 ○2−0
4月29日J1第10節ガンバ大阪 ○4−0
公式戦7試合を戦い3勝4敗です。
月初のリーグ戦ではいきなり躓くことになります。
第6節広島戦では知念慶のゴールで先制し勝利も目前まで迫ります。
しかし86分、88分と終盤の約3分間で連続失点をしまさかの逆転負けです。
ホームで第2節の川崎フロンターレ戦と同じような敗戦となり大きなショックを受けました。
そしてその流れを食い止めることはできません。
第7節柏戦では最下位相手になす術なく完封負けを喫します。
柏は枠内シュートは1本でしたがその1本をきっちり決められてしまいました。
更なる衝撃は次の神戸戦です。
首位の神戸とは勝ち点が9も離れており絶対に負けられない試合でした。
勝てば一気に士気が高まる大一番として臨みます。
しかし結果はホームで28年ぶりの5失点で大敗となりました。
かつてのエースであった大迫勇也に好き放題やられてしまいます。
これまでとは違った失望に方向性が見えなくなりました。
そしてチーム崩壊の危機に立たされるも新潟戦で踏みとどまることができます。
鹿島はこの試合から伝統的な4−4−2のフォーメーションを採用します。
この策が的中しました。
序盤から縦への推進力を発揮すると2−0の完封勝利を収めます。
名古新太郎や仲間隼斗とこれまで出番が少なかった選手が躍動します。
実にリーグ戦では6試合ぶりの勝利となりました。
さらに次のガンバ戦も前半こそ堅い試合になります。
しかし後半にセットプレーから得点が決まると一気に突き放しました。
昨季から続くリーグ戦ホーム未勝利を7で止め今季初の連勝を達成しています。
結果が出たことで選手のプレーに積極性が戻ってきました。
これからもっと良くなるはずです。
まだ首位の神戸とは勝ち点9も離れてはいますが追撃体勢は整いました。
そしてルヴァン杯もホームの第3節福岡戦では荒木遼太郎の素晴らしい個人技で1−0と勝利を挙げます。
ただ次のアウェイでの対戦ではアディショナルタイムに勝ち越し点を献上し敗戦です。
これで4試合を消化し勝ち点4でDグループの最下位に沈んでいます。
GS突破に向けて残り2試合は勝つしかありません。
リーグ戦、カップ戦ともに緊迫感のある中での戦いが続きます。
特に5月は正念場です。
リーグ戦では勝ち点が近いクラブから上のクラブとの5連戦となっています。
ここを4勝1敗の勝ち点12以上の成績を残せれば上位に食い込むことができるでしょう。
しかしそれ以下では優勝争いからの脱落を意味します。
ようやく長いトンネルを抜け光が見えてきました。
追いかけてくる鹿島アントラーズの怖さを他クラブに見せつけてやりましょう。
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