鹿島は今年クラブワースト記録のリーグ開幕4連敗スタートでした。
そして史上初の単独最下位にもなりました。
ACLプレーオフ、ルヴァン杯第1節も負けているため公式戦は6連敗です。
開幕4連敗後第5節勝利もなかなか勝ちが続きません。
最近はどうにか持ち直して3年ぶりの5連勝で反撃モードになりつつあります。(ACLの関係で前倒し開催された第26節FC東京戦から第16節の清水エスパルス戦まで5連勝)
暫定ですが5位まで上がってきました。
まだまだ上位陣とは勝ち点が離れているため勝ち続けてほしいです。
比較的開幕ダッシュが多いアントラーズですが過去にも連敗スタートはありました。
2007年(オズワルド・オリヴェイラが新監督に就任)
2007年は開幕2連敗でした。
その後3試合引き分けで第6節でようやく横浜FCに1-0勝利しました。
なかなか勝てずに監督にはサポーターからの解任要求も行われました。
しかし中盤以降には安定した試合が続きます。
終盤の9連勝でついに最終節で浦和レッズを捕らえ逆転優勝となりました。
ドラマティックな優勝と念願の10冠達成ということで多くのサポーターの記憶に残っているのではないでしょうか。
2012年(ジョルジーニョが新監督に就任)
今までの開幕連敗記録であったのが2012年の3連敗でした。
その後は第4節に引き分けて連敗は止めましたが第5節は負けて第6節に初勝利となりました。
シーズンを通して調子が上がらず11位で終了しています。
アントラーズ史上初の2桁順位で未だに最低順位です。
今まで鹿島が2桁順位だったのはこの年のみです。
そして開幕時の連敗ではありませんが2009年はシーズン途中に急に調子が落ちました。
シーズン序盤はいいスタートでした。
開幕戦に勝利も次節は敗戦しましたが第3節から第19節まで17試合連続無敗記録というリーグ記録を樹立しました。(2013年に大宮アルディージャが第10節まで無敗(8勝2分け)で、前シーズンと合わせて21試合連続無敗のJリーグ新記録を樹立)
その時点で2位に勝ち点10差をつける独走状態でした。
しかし8月29日の第24節・大宮戦(アウェイ)を1-3で惨敗を喫すると、ここから5連敗となります。
一時は川崎フロンターレに首位の座を受け渡しますが第30節からの5連勝で優勝します。
ジェットコースターのようなシーズンでした。
シーズン中に5連敗があっても優勝したのはこの年のアントラーズのみです。
このように鹿島アントラーズと言えども開幕で躓くこともあります。
特に監督が代わった年の出だしはその傾向があります。
2007年、2009年は逆境を乗り越え優勝。
しかし2012年はそのまま低空飛行でシーズンを終えています。
果たして今年2020年はどうなるのでしょうか?
今年はフロンターレが相当勝ち点を稼いでいるためなんとも言えませんが例年であれば勝ち点70が優勝ラインです。
残り17試合で勝ち点45が優勝への条件となると思います。
そうなると15勝しないといけませんのでかなり厳しい条件です。
ただこれまで幾度となく奇跡を起こしてきたチームなのできっとやってくれると信じています。
コメント