本当に2023年の鹿島アントラーズはどうしてしまったのでしょうか。
タイトル獲得に向けて意気込んでスタートしたシーズンです。
それがリーグ戦は8試合を終え2勝1分5敗と大きく負け越しています。
勝ち点7で現在15位です。
今季はJ2降格枠が1つしかないとは言え不安になる順位です。
現在リーグ戦は4連敗中で5試合勝ちがありません。
さらにホームで1分3敗と1度も勝てていません。
同一シーズンではホームで4試合未勝利がワースト記録であり並んでしまいました。
ホームでシーズン跨ぎで7試合連続未勝利はクラブワースト記録を更新です。
また首位ヴィッセル神戸とは勝ち点差12も離され早くも窮地に立たされています。
もう一つの大会であるルヴァン杯もGS突破へ負けられないギリギリの戦いが続いています。
このように悪い成績ばかりが目立っておりクラブが立たされている状況は非常に厳しいです。
ただその中でも守備陣は奮闘し崩壊することなくゲームを作ってきました。
それもついに限界が来てしまいました。
第8節ヴィッセル神戸戦は首位相手に現状を打破する一戦として臨みます。
しかし勢いのみでは説明できない実力の差を見せつけられ1−5と惨敗となります。
セットプレーで2失点し、残りの3失点は綺麗に崩されての失点でした。
鹿島アントラーズはJリーグ開幕から1032試合で563勝156分313敗という成績を残してきました。(4月16日現在)
そして1758得点、1224失点となっています。
歴代の1試合平均失点は1.19であり鉄壁を誇ってきたクラブです。
そのためいくら不調であったとは言え、5失点での敗戦は衝撃が強すぎました。
そこで過去鹿島が5失点以上した試合はどれほどあったのか調べてみました。
1995年5月3日サントリーシリーズ第13節ベルマーレ平塚(0−7)平塚競技場
1995年9月2日NICOSシリーズ第6節ヴェルディ川崎(1−5)県立カシマサッカースタジアム
1996年11月9日第30節ヴェルディ川崎(0−5)等々力陸上競技場
1997年8月16日2ndステージ 第5節横浜フリューゲルス(3−5)横浜市三ツ沢公園球技場
2003年10月4日2ndステージ 第9節FC東京(1−5)味の素スタジアム
2007年8月29日第23節ガンバ大阪(1−5)石川県西部緑地公園陸上競技場
2023年4月15日第8節ヴィッセル神戸(1−5)県立カシマサッカースタジアム
7失点が1試合、5失点が今回で6試合目となりました。
今回は16年ぶりの大敗です。
ただホームでは28年ぶり2度目の5失点でした。
また1996年、2007年とリーグ優勝をした年にも大量失点があります。
さらに1997年も史上最強と未だに謳われますが5失点がありました。
1997年はカップ戦と天皇杯の2冠を達成した年です。
このようにタイトルを獲得したシーズンでも1試合だけ見れば守備が崩壊した年はあります。
そして過去6試合の大量失点の次の試合がどうだったかを調べたところなんと全勝でした。(1996年は最終節のため除外)
5試合全勝で完封勝利3回、1失点2回となっています。
チームに危機感が生まれ守備意識が高くなったことが功を奏しています。
しっかりと結果を出していました。
今回もこの敗戦をタダで終わらせるわけにはいきません。
1−0でもきっちり勝利する鹿島の伝統的なスタイルを復活させてほしいです。
神戸戦はそのきっかけになる敗戦になればと思います。
コメント