6月11日はルヴァン杯プレーオフステージ第2戦アビスパ福岡戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
結果は2-1の勝利です。
2戦合計スコアは2-2となるもアウェイゴールの差で鹿島はルヴァン杯敗退となります。
あまりに早く今季のタイトルを一つ失うことになりました。
まずは試合を振り返りたいと思います。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK1 クォンスンテ
DF32 常本佳吾
DF5 関川郁万
DF6 三竿健斗
DF2 安西幸輝
MF21 ディエゴピトゥカ
MF33 仲間隼斗
MF14 樋口雄太
MF17 アルトゥールカイキ
FW11 和泉竜司
FW40 鈴木優磨
鹿島は2点差以上で勝利が必要なため開始から積極的に前に出ます。
しかしこれがアクシデントを生むことになりました。
まずは3分に樋口の蹴ったCKの競り合いで奈良竜樹の左肩辺りに関川がぶつかります。
これで奈良は負傷交代となりました。
すると直後の5分にピッチライン際で前嶋洋太のクリアをカットしにいった鈴木が左足をひねります。
一旦はプレーをするも痛みが引かず12分にエヴェラウドと交代です。
両チームともに予想しない展開でのスタートになりました。
その中で20分に鹿島が中央からボールを繋ぎ一気に攻め立てます。
こぼれ球を樋口が強烈なミドルシュートもGK村上昌謙が手で防ぎ左ポストに当たります。
これがこぼれてきてカイキが左足で狙うもGKに足で防がれてしまいました。
それでも34分に待望のゴールを奪います。
和泉がワンタッチでピトゥカにボールを出します。
これがカバーに入った志知孝明に当たりゴール前にちょうどいいパスとなります。
走り込んだエヴェラウドがダイレクトで右足でネットを揺らしました。
エヴェラウドは今季公式戦初ゴールです。
ゴール後の雄叫びがこれまでの苦悩を表していました。
37分にはピトゥカがゴール前で粘ってボールを繋ぎます。
これを常本が右足で狙うもアウト回転がかかり枠の右に逸れてしまいます。
ただ追加点の雰囲気は出てきていました。
そして40分に左から和泉がクロスを入れます。
エヴェラウドが競ってセカンドボールを常本が拾い後ろに戻します。
後ろから仲間が左足で豪快に蹴り込みました。
仲間は移籍後初ゴールです。
これでついに試合をひっくり返します。
しかしまだまだ試合は終わりません。
前半アディショナルタイムに右サイドでフアンマ デルガドが粘って突破します。
そこからスルーパスを出すと前嶋が中央に折り返しました。
最後はフリーになった山岸祐也が冷静に流し込みます。
山岸には第1戦に続く2試合連続のゴールを許してしまいました。
後半開始から得点が必要なためサイドを使いながら攻撃に出ていきます。
しかし福岡もうまく守りを固めるため効果的な攻めができません。
60分過ぎから鹿島の波状攻撃が始まります。
74分に仲間から染野唯月に交代です。
さらに80分には安西、樋口、和泉から広瀬陸斗、土居聖真、中村亮太朗に3枚替えをします。
ボールこそ保持するものの効果的なシュートや仕掛けもなく時間だけが過ぎていきます。
後半は全くチャンスがなく2-1でこの試合は勝利となります。
この試合はコロナ後初の声出し応援の検証試合として開催されました。
監督も選手も応援があった中で感謝の言葉を述べていました。
勝利こそするもルヴァン杯敗退となってしまったことは非常に残念です。
これで国内タイトルは2016年の天皇杯を最後に16個連続で逃しています。
またこの試合を含め公式戦で10試合連続の失点となりました。
得点は取れていますがこれからという時間帯に失点が続きいまいち波に乗り切れません。
攻撃陣も鈴木の怪我がどれほどであるかわからずに不安があります。
まずはリーグ制覇に向けて守備の再構築が重要ではないでしょうか。
6月18日からリーグ戦は後半戦に突入します。
この悔しさを必ずリーグ戦で晴らしてほしいです。
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