2月13日はいばらきサッカーフェスティバル水戸ホーリーホック戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
昨年はコロナの影響で中止となっており2年ぶりの開催でした。
結果は0−1で敗戦です。
プレシーズンマッチとは言え16戦目で初めて水戸に黒星を喫しました。
気温7.7℃の雨という悪条件にも関わらず6374人の観衆が集まっています。
その期待に新生鹿島は応えることはできませんでした。
これで通算成績は14勝1分1敗となっています。
本番はあと1週間後なので何が良くて何がダメだったのかを突き詰めて欲しいです。
まずは試合を振り返っていきたいと思います。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK1 クォン・スンテ
DF22 広瀬陸斗
DF5 関川郁万
DF20 キム・ミンテ
DF2 安西幸輝
MF14 樋口雄太
MF21 ディエゴ・ピトゥカ
MF11 和泉竜司
MF10 荒木遼太郎
FW9 エヴェラウド
FW40 鈴木優磨
キャンプで行なっていたようにフォーメーションは4−4−2でした。
今季はこの形がベースになるのでしょうか。
試合は鹿島が支配はするもののなかなか決定機が作れません。
それでもサイドチェンジを多用し相手の守備網を揺さぶっていきます。
最初のチャンスは25分に荒木からの浮き球のパスが右のエヴェラウドに渡ります。
エヴェラウドはシュートモーションに入るも打たずに切り返して中に折り返します。
これを荒木がシュートも弱くなってしまいGK中山開帆に止められます。
直後の26分には中央からのパスワークから鈴木のパスにエヴェラウドが強烈なシュートもGKが足で弾きます。
ゴールの予感がし始めた27分に樋口がフェイントでペナルティーエリア内に入ると16番前田椋介に倒されます。
主審の笛が鳴りPKを獲得です。
このPKを鈴木が左側に蹴るもコースが甘くGKに止められました。
連続してチャンスがあっただけにこの時間帯で先制点が欲しかったです。
その後は停滞する時間が続きますが、44分に広瀬のクロスにエヴェラウドが飛び込みます。
へディングはうまくミートしませんでした。
しかしこのコンビは以前から合っているのでシーズン中にゴールが見られそうです。
45分にはその広瀬が中央からロングシュートを放ちます。
カーブがかかっていたため左に逸れますが良いシュートでした。
全体的に左サイドに寄っていたので広瀬が中央にいることがありこのようなシーンが生まれています。
前半は鹿島が幾つかチャンスがあり決めていれば楽になる試合内容だったと思います。
後半開始からGKをスンテから沖悠哉に交代します。
すると53分にミドルシュートのこぼれから椿直起がクロスを上げると、木下康介に体勢が悪い中ヘディングでうまくゴールに入れられました。
鹿島もPSMで負けるわけにはいかないためメンバーを代え試行錯誤しながらも勝利を目指します。
58分に広瀬、和泉から常本佳吾、三竿健斗を投入します。
三竿をボランンチにして樋口が右SHです。
すると61分に三竿の縦パスに荒木が倒されいい位置でFKを得ます。
これを荒木が直接狙いますが壁に当たりゴールはなりません。
64分に関川から林尚輝に交代です。
73分に右サイドからピトゥカの左足のクロスに鈴木がヘディングで狙うもバーの上です。
後半は鈴木は少し下がってサイドの位置でのプレーを意図的にしていました。
75分に鈴木、エヴェラウドから仲間隼斗、染野唯月です。
これで染野をトップにし荒木をセカンドトップにしてきました。
82分に安西が左サイドをドリブルで深い位置まで突破します。
そして左足でクロスを上げますがGKが弾きます。
荒木の正面に飛んできたためダイレクトボレーを打ちますが右ポストに当たりネットを揺らせません。
93分にはピトゥカのクロスを相手がクリアすると安西が折り返します。
染野がゴール前でシュートも相手DFに体で防がれてしまいました。
最後までゴールが遠い試合でした。
シュート17本も実らず完封負けとなっています。
この試合は結果よりも内容が重要であったと思います。
岩政大樹コーチが試したいことはできていたのではないでしょうか。
樋口は新加入ですが開幕スタメンを奪えそうなパフォーマンスでした。
どこのポジションで出るかはわかりませんがやってくれそうな選手です。
また広瀬も復活しそうな感じがしました。
この敗戦が無駄ではなかったことを証明するためにもリーグ開幕戦での快勝を期待しています。
【鈴木優磨の豆知識】
今回でプロ入り後PK失敗は3回目
2017年2月28日 ACL第2節ムアントン・ユナイテッド戦82分
助走でワンフェイクを入れてGKのタイミングを外すもボールは左に逸れてしまう
2021年4月11日 ジュピラーリーグ第33節ヘンク戦41分
中央に蹴りこむもGKの残った足に防がれてしまう
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