6月1日は天皇杯2回戦新潟医療福祉大学戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
鹿島アントラーズにとっては天皇杯初戦でした。
結果は2−1で勝利です。
苦戦はしましたが大学生相手にプロとして面目を保ちました。
トーナメント戦なので無事に勝ててよかったです。
まずは試合を振り返りたいと思います。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF22 広瀬陸斗
DF5 関川郁万
DF20 キムミンテ
DF28 溝口修平
MF35 中村亮太朗
MF34 舩橋佑
MF7 ファンアラーノ
MF16 小田逸稀
FW8 土居聖真
FW19 染野唯月
やはりリーグ戦からは大きくメンバーを入れ替えてきました。
そして溝口は高卒ルーキーで早くも公式戦プロ初先発の座を射止めます。
試合は開始からどちらとも言えない展開でスタートです。
福祉大学は失うものがないためアグレッシブに戦ってきます。
しかしすぐに鹿島がボールを回し自分たちのペースになりました。
舩橋、中村のWボランチが中心となりゲームをコントロールし始めました。
9分には左サイドから小田のクロスに土居が左足のボレーシュートを打ちます。
これはGKのセーブに遭いますがいいシーンでした。
序盤は左サイドで小田と溝口がいい関係を築き何度も縦の突破をしていました。
そして11分には右サイドの広瀬がゴール前に絶妙なクロスを入れます。
これを小田が飛び込んできてヘディングシュートを打ちますがゴールはなりません。
さらに18分は土居が左サイドを切り込んでクロスを上げます。
中で染野が左足ボレーで狙いますがサイドネットでした。
37分に前半最大のチャンスがやってきます。
右から土居がクロスを上げると中にいた広瀬が左足でシュートを打ちます。
これは右ポストに当たりゴールはなりません。
しかし跳ね返りが染野にやってきます。
染野は迷わずシュートもバーに当たってチャンスを決めきれません。
直後の38分には右サイドで9番田中翔太に関川が振り切られます。
最後は中に入ってきて沖と1対1になり左足でシュートを打たれるも足でビッグセーブをしました。
このピンチを決められていたら嫌な前半でしたが0-0で折り返します。
後半も鹿島ペースは変わりません。
そして56分にようやく先制点が生まれます。
右CKを得るとアラーノがインスイングのボールを入れます。
これを小田が叩きつけるヘディングシュートを打ちました。
相手DFのクリアで高く上がったボールを染野が競り勝ってヘディングでネットを揺らしました。
染野はリーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯と全ての大会でゴールを決めてくれました。
直後の58分には染野が左の土居にパスを出すと得意なエリアに入ってきます。
そして巻いたシュートを打ちますが右ポストに当たり追加点はなりません。
そこで69分に小田、土居から和泉竜司、エヴェラウドに交代です。
そして交代策が的中します。
74分に関川がディフェンスラインからここしかないというような縦パスを和泉に通します。
和泉は絶妙なトラップで相手をかわしドリブルから左に冷静に流し込みました。
これで勝負は決まったかに思いましたが85分に失点してしまいます。
右サイドからクロスを上げられると10番小森飛絢に打点の高いヘディングシュートを決められてしまいました。
直後の85分にアラーノを下げて小川優介を投入します。
小川はプロ入り2年目で公式戦初出場となりました。
最後は93分に舩橋が左CKから綺麗なインスイングのボールを蹴ります。
中でミンテがドンピシャで合わせるもGKに横っ飛びで防がれてしまいました。
このプレーが切れたことろで試合終了です。
結果は2-1でしたが大学生相手にゲームを支配し危ないシーンもそれほどなかったです。
普段出場機会のない選手たちも経験が積めてよかったのではないでしょうか。
これからのチームの底上げにはなった試合だと思います。
次の天皇杯3回戦は6月22日であり、相手はJ2大宮アルディージャになりました。
大宮は現在J2の20位でありJ3降格もチラついています。
そのため5月26日に霜田正浩前監督を解任し相馬直樹新監督の就任を発表しました。
相馬監督は昨季まで鹿島の監督であり選手でもあったため鹿島のことは知り尽くしています。
嫌な対戦相手になりました。
天皇杯制覇へはここで負けるわけにはいきません。
次も下のカテゴリーとの対戦ですが油断せず勝ち上がっていきましょう。
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