8月28日は上田綺世の誕生日です。
1998年生まれなので今年で23歳になります。
本来は今年2021年春に法政大学を卒業し鹿島アントラーズに入団する選手でした。
それが2019年夏に法政大学サッカー部を退部し1年半前倒しで入団をしています。
そして今や鹿島の日本人エースです。
この夏には東京オリンピックのメンバーにも選ばれました。
近い将来A代表にも定着する選手になるはずです。
それより前に海外移籍をしてしまう可能性もありますがその日まで成長を見届けていきたいです。
そんな上田の今年の誕生日当日は試合があります。
アウェイ日産スタジアムでのJ1リーグ第27節横浜F・マリノス戦です。
マリノスは絶好調で首位川崎フロンターレに勝ち点差1まで迫りました。
今節での順位逆転もあり得る試合であり相当気合が入っているはずです。
しかしそんなマリノスに対し相性抜群なのが上田綺世です。
以下プロ入り後マリノス戦での成績をまとめてみました。
2019年
8月10日第22節 〇2−1 1ゴール(73分途中出場)
2020年
7月18日第5節 〇4-2 2ゴール(スタメン出場、80分途中交代)
11月3日第31節 〇3-2 1ゴール(スタメン出場、89分途中交代)
2021年
5月15日第14節 ○5-3 1ゴール(66分途中出場)
これまで4試合連続の5ゴールとマリノス戦を得意としています。
上田はリーグ戦通算成績が56試合出場21得点です。(8月27日現在)
そのためマリノス相手だけで総得点の約1/4を占めています。
まずプロ初ゴールが2019年の第22節マリノス戦でした。
この試合は73分に伊藤翔に代わり途中出場をします。
これがホームのカシマサッカースタジアムでのデビューでした。
そして87分に三竿健斗が中央からゴール前にクロスを上げると土居聖真が頭で丁寧に落とします。
これを上田が右足でインステップで逆サイドに蹴り込みました。
終盤の痺れる時間帯での決勝点であり、強烈なインパクトが残るゴールでありました。
翌2020年の最初の試合は泥沼の公式戦6連敗中での対戦でした。
それをこの年初先発であった上田が救います。
4分にエヴェラウドが左サイドを突破しいいクロスを上げます。
このボールをしっかりトラップしボレーで叩き込みます。
前半のうちに追いつかれますがまたも見せてくれます。
58分に広瀬陸斗のクロスに走り込んで得意のワンタッチゴールを決めてくれました。
この後追加点もあり鹿島は2020年初勝利を挙げています。
そして第31節は前半に2点をリードされ苦しい展開でした。
しかし39分に土居の斜めのクロスにトラップでいいところに落とすと右足で豪快に決めました。
ワールドクラスのゴールでありこれぞ上田綺世というような得点でした。
これが反撃の狼煙となり3−2で大逆転勝利をしています。
そして今年です。
5月15日のJリーグの誕生日にオリジナル10同士の注目のカードとして組まれました。
試合は土居がハットトリックをしたため、そちらの記憶が強く残っているかもしれません。
上田は怪我明けだったため66分に途中出場でした。
それでも77分にファン・アラーノのロングボールを相手GKがトラップミスをすると見逃さず奪い取って無人のゴールに流し込みます。
これがダメ押しの勝負を決める5点目となりました。
このようにマリノス戦での得点は全てが記憶に残る素晴らしいゴールです。
スタメンでも途中出場でも結果を出しており今節もゴールが期待できます。
今季はここまでリーグ7得点であり大台の二桁得点も見えてきました。
ハットトリックをしたら2年連続の二桁得点を達成です。
これまで鹿島では意外と二桁得点をする選手は少なかったです。
日本人で複数回達成しているのは4回の黒崎比差支(1993年、1994年、1995年、1997年)、長谷川祥之(1994年、1995年、1996年、1998年)、2回の柳沢敦(1998年、2001年)、興梠慎三(2009年、2012年)、金崎夢生(2016年、2017年)の5人しかいません。
これらの偉大なOBの仲間入りをするよう上田には爆発を期待しています。
マリノスの13試合無敗を止めるのは上田綺世のバースデーゴールです。
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