2022年、鹿島アントラーズのリーグ優勝の夢は潰えました。
また3位に入る可能性も限りなく低くなっており、来季のACL出場権獲得も現実的ではありません。
残りのリーグ戦2試合は消化試合となってしまいました。
2018年以降リーグ戦で終盤に優勝争いができていないことは非常に残念です。
それでも最後までサポーターは応援するので意地を見せてもらいたいと思います。
そして残り試合の注目は個人賞になります。
今季はMVPも得点王も混戦であり本命となる選手がいません。
特に個人賞の最高名誉となるMVPは投票のため全く予想ができません。
リーグ優勝したクラブから選ばれることが多いですが実際はどうなのでしょうか。
これまで29人のMVP獲得選手の所属クラブの順位を調べてみました。
1位 19人
2位 6人
3位 2人
6位 1人
7位 1人
やはり上位クラブに所属している選手がMVPの獲得に有利であることは間違いありません。
しかし個人賞であるため圧倒的な成績を残せば受賞できることもあります。
その例が2020年のオルンガです。
所属先の柏レイソルは7位と優勝争いに加わることなく中位に終わります。
しかしオルンガはアフリカ独特の身体能力を活かし32試合に出場し28得点と爆発します。
そして誰もが納得のMVP受賞となりました。
これほどの選手がJリーグに来ることもなかなかありません。
今季は優勝を争う横浜F・マリノスにも川崎フロンターレにもインパクトに残るような選手はいません。
そこで他クラブからもMVP選出の可能性はありそうです。
もし鹿島アントラーズから選ばれるのであれば鈴木優磨でしょう。
まずは鈴木の今季の主な成績です。(10月19日時点の成績)
得点数 7(リーグ18位)
アシスト数 9(リーグ1位)
1試合平均チャンスクリエイト数 2.2 (リーグ5位)
ヘディング得点数 2 (リーグ9位)
7得点の内訳は右足3点、左足2点、ヘディング2点とバランスよく決めています。
しかし7月6日の第20節セレッソ大阪戦を最後に得点が止まってしまいました。
もう少し伸ばしておきたかったところです。
ただトップがチアゴサンタナ(清水エスパルス)の12得点なのでそこまで差がありません。
そしてアシストはトップでありあと1つで二桁になります。
残り2試合で10得点、10アシストを達成すればMVPに向けて大きな後押しになるはずです。
またクラブの順位も4位まで押し上げたいです。
世界的に見ても二桁得点、二桁アシストを達成する選手は数えるほどしかいません。
鈴木は2018年にもJリーグでこの記録を達成しています。(32試合出場11得点10アシスト)
今季は開幕前にベルギー・シント=トロイデンから電撃復帰をすると数字以上の働きを見せてくれました。
相棒の上田綺世が海外移籍でいなくなってからは鈴木にかかる負担が大きくなります。
クラブの成績の下降とともに鈴木のパフォーマンスも低下していくのを見るのは辛かったです。
だからこそ10得点、10アシストは達成してほしいです。
そしてMVPも獲れたらいいですね。
過去29人のMVPの内、日本人選手が17回、外国籍選手が12回です。(中村俊輔が2000年、2013年と2度受賞)
日本人選手は全員が日本代表になって国際Aマッチに出場しています。
今年の年末にW杯が行われるため、来年からは新生日本代表になる節目の時期です。
監督が代われば鈴木も代表に行きたくなるかもしれません。
自身のサッカー選手のキャリアとしても日本代表の出場記録があることはプラスに働くでしょう。
再度海外移籍へのチャンスが訪れるかもしれないです。
残り2試合最高のパフォーマンスでMVPへの挑戦権を掴み取ってほしいと思います。
コメント