8月14日は第25節アビスパ福岡戦がカシマサッカースタジアムで行われます。
いよいよ岩政大樹新監督の初戦です。
監督就任が発表されたのが8月8日であり1週間足らずでの試合になります。
岩政監督に十分な指導期間があったとは言えませんがずっとコーチとして選手を見てきました。
おそらくレネ・ヴァイラー前監督と違う考え方もあったでしょう。
改善点は把握されていると思うので自分の思うように鹿島を立て直して欲しいです。
またどのような選手起用になるかも楽しみです。
岩政監督は鹿島史上14人目の監督です。
これまで13人の監督のリーグ戦初陣はどんな結果であったのでしょうか。
さらに2人の監督代行もいましたので合計15人の結果を振り返ってみます。
宮本征勝
1993年5月16日サントリーシリーズ第1節名古屋グランパスエイト ○5−0
エドゥー
1994年8月10日NICOSシリーズ第1節ジュビロ磐田 ●2−2(PK2−4)
ジョアン・カルロス
1996年3月16日第1節清水エスパルス ○4−1
関塚隆(監督代行)
1998年5月9日1stステージ第12節ヴェルディ川崎 ○3−1
ゼ・マリオ
1998年8月22日2ndステージ第1節ジェフユナイテッド市原 ○3−1
ジーコ(監督代行)
1999年8月28日2ndステージ第5節ジュビロ磐田 ○4−0
トニーニョ・セレーゾ
2000年3月11日1stステージ第1節名古屋グランパスエイト ○1−0
パウロ・アウトゥオリ
2006年3月5日第1節サンフレッチェ広島 ○4−3
オズワルド・オリヴェイラ
2007年3月3日第1節川崎フロンターレ ●0−1
ジョルジーニョ
2012年3月10日第1節ベガルタ仙台 ●0−1
石井正忠
2015年7月25日2ndステージ第4節FC東京 ○2−1
大岩剛
2017年6月4日第14節サンフレッチェ広島 ○3−1
ザーゴ
2020年2月23日第1節サンフレッチェ広島 ●0−3
相馬直樹
2021年4月17日徳島ヴォルティス ○1−0
レネ・ヴァイラー
2022年2月19日第1節ガンバ大阪 ○3−1
※3月19日第5節湘南ベルマーレ ○2−1が指揮をした初戦
これまで15試合を戦い11勝4敗(PK負け1試合)となっていました。
勝率73.3%とクラブの通算勝率を大きく越えています。
選手たちも新監督になりモチベーションが高くプレーできているのでしょう。
またこの中でゼ・マリオ、石井、大岩、相馬の4人がシーズン途中に急遽監督に就任しています。
そしてその初戦は4戦4勝と全て勝っています。
おそらく初戦は戦術がどうのこうのというより気持ちの面が大きいような気がします。
監督解任の悔しさや責任感は選手たちが一番感じているはずです。
その想いを今回も試合にぶつけてほしいと思います。
岩政監督は現役時代センターバックであり守備のことはよくわかっています。
守備の再構築を図りしぶとく勝ち、負けない鹿島アントラーズの伝統的な姿を取り戻してほしいです。
最後にシーズン途中に就任した監督は何かを持っています。
1998年のゼ・マリオはリーグ優勝をしました。
2015年の石井正忠はナビスコ杯を優勝し、2016年にはJリーグと天皇杯の2冠を達成しました。
2017年の大岩剛はリーグ戦こそ2位でしたが翌年2018年にクラブ初のACLを制覇しました。
2021年の相馬直樹はザーゴからリーグ戦を15位で引き継ぐもACLまで後一歩の4位まで押し上げました。
岩政は現役時代に言わずと知れた鹿島のレジェンドです。
今度は監督としてレジェンドになってもらいたいと思います。
コメント