10月18日に今季のルヴァン杯ニューヒーロー賞が発表されました。
セレッソ大阪のFW北野颯太が受賞しています。
まだ高校3年生ですが2020年より2種登録され経験を積んできました。
すでに今年の2月25日にプロ契約しており将来が期待される選手です。
その北野はルヴァン杯に9試合出場し3得点と堂々の成績を残しています。
鹿島アントラーズはセレッソと同じグループステージであり2試合ともに得点を許しました。
鹿島にとって初戦となった3月2日の第2節では決勝点を決められています。
17歳6ヵ月17日で決めたこの得点がセレッソのクラブ公式戦最年少記録を更新となりました。
北野のニューヒーロー賞獲得に鹿島は貢献してしまいましたね。
そしてこのニューヒーロー賞は日本代表への登竜門と言われます。
1996年に創設され準決勝までの試合で最も活躍した21歳以下の選手に贈られるものです。
若いうちから活躍している証のためA代表に入る可能性も高くなっています。
これまでどのような選手が獲得し、どれほどの実績を残しているのでしょうか。
以下が過去の受賞者たちです。(カッコ内は10月18日時点のA代表の成績)
1996年
名波浩(ジュビロ磐田) 67試合9得点
斉藤俊秀(清水エスパルス) 17試合0得点
1997年
三浦淳宏(横浜フリューゲルス) 25試合1得点
1998年
高原直泰(ジュビロ磐田) 57試合23得点
1999年
佐藤由紀彦(FC東京)
2000年
鈴木隆行(鹿島アントラーズ) 55試合11得点
2001年
曽ヶ端準(鹿島アントラーズ) 4試合0得点
2002年
坪井慶介(浦和レッズ) 40試合0得点
2003年
田中達也(浦和レッズ) 16試合3得点
2004年
長谷部誠(浦和レッズ) 114試合2得点
2005年
阿部勇樹(ジェフユナイテッド千葉) 53試合3得点
2006年
谷口博之(川崎フロンターレ)
2007年
安田理大(ガンバ大阪) 7試合1得点
2008年
金崎夢生(大分トリニータ) 11試合2得点
2009年
米本拓司(FC東京) 1試合0得点
2010年
高萩洋次郎(サンフレッチェ広島) 3試合0得点
2011年
原口元気(浦和レッズ) 74試合11得点
2012年
石毛秀樹(清水エスパルス)
2013年
齋藤学(横浜F・マリノス) 6試合1得点
2014年
宇佐美貴史(ガンバ大阪) 27試合3得点
2015年
赤﨑秀平(鹿島アントラーズ)
2016年
井手口陽介(ガンバ大阪) 15試合2得点
2017年
西村拓真(ベガルタ仙台) 3試合2得点
2018年
遠藤渓太(横浜F・マリノス) 2試合0得点
2019年
中村敬斗(ガンバ大阪)
2020年
瀬古歩夢(セレッソ大阪)
2021年
鈴木彩艶(浦和レッズ) 1試合0得点
1996年だけ2人選手されていますので全部で27人選出されています。
そのうち、A代表に選出されたことがあるのは22人です。(瀬古はA代表選出も出場なし)
確率で言うと81.5%なのでかなり高いと言えます。
北野もリーグ戦でもスタメン出場しゴールを決められるようになれば、近い将来日本代表入りも見えてくるでしょう。
そして鹿島アントラーズはカップ戦を最多の6回優勝しています。
しかしニューヒーロー賞は3人しか受賞していません。
あまり個人賞を受賞しないのは鹿島らしいと言えば鹿島らしいです。
鹿島は2015年以降カップ戦は優勝もニューヒーロー賞も受賞できていません。
現在のニューヒーロー賞の条件は大会開幕日に満年齢21歳以下(2017年までは満年齢23歳以下)で、過去の同賞を獲得したことのない選手です。
おおまかに言うと高卒3年目までの選手になります。
鹿島の対象選手で最も試合に出場しているのは舩橋佑です。
これまでプロ入り後2年間で着実に力を付けてきました。
来季はさらに出場機会が増えチームを勝利に導くプレーができればニューヒーロー賞の獲得も現実味を帯びてきます。
来年は舩橋に期待です。
同賞の受賞とともにルヴァン杯制覇に向けて頑張ってもらいたいです。
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