ニューヒーロー受賞者は日本代表になるのか

Jリーグ

よくルヴァン杯(旧ナビスコ杯)は若手の登竜門の大会と言われます。

今年は第2節から撤廃になりましたが本来は21歳以下の選手を先発に含めるというルールがあります。

そのため大会で最も活躍した若手に贈られるニューヒーロー賞はいつも注目されます。

ニューヒーロー賞は1996年に創設され準決勝までの試合で最も活躍した21歳以下の選手に贈られるものです。

現在の条件は大会開幕日に満年齢21歳以下(2017年までは満年齢23歳以下)で、過去の同賞を獲得したことのない選手です。

ルヴァン杯に関して言えばMVPは少しニュースになりますが得点王はほとんど報道されません。

たいてい選手のプロフィールで紹介されるのはニューヒーロー賞です。

そして今年はセレッソ大阪の瀬古歩夢が受賞しました。

セレッソ大阪から選出されたのは史上初の快挙です。

瀬古は各世代別の代表の常連で東京オリンピックのメンバーに選ばれる可能性のある選手です。

昨年のFIFA U-20ワールドカップにもレギュラーとして3試合に出場しています。

ここからA代表まで駆け上がることができるのかが注目ですね。

今回はルヴァン杯の新人王に当たるニューヒーロー賞を受賞した選手がどのくらいA代表で出場しているかを調べてみました。

1996年
名波浩(ジュビロ磐田) 67試合9得点
斉藤俊秀(清水エスパルス) 17試合0得点

1997年
三浦淳宏(横浜フリューゲルス) 25試合1得点

1998年
高原直泰(ジュビロ磐田) 57試合23得点

1999年
佐藤由紀彦(FC東京)

2000年
鈴木隆行(鹿島アントラーズ) 55試合11得点

2001年
曽ヶ端準(鹿島アントラーズ) 4試合0得点

2002年
坪井慶介(浦和レッズ) 40試合0得点

2003年
田中達也(浦和レッズ) 16試合3得点

2004年
長谷部誠(浦和レッズ) 114試合2得点

2005年
阿部勇樹(ジェフユナイテッド千葉) 53試合3得点

2006年
谷口博之(川崎フロンターレ)

2007年
安田理大(ガンバ大阪) 7試合1得点

2008年
金崎夢生(大分トリニータ) 11試合2得点

2009年
米本拓司(FC東京) 1試合0得点

2010年
高萩洋次郎(サンフレッチェ広島) 3試合0得点

2011年
原口元気(浦和レッズ) 53試合11得点

2012年
石毛秀樹(清水エスパルス)

2013年
齋藤学(横浜F・マリノス) 6試合1得点

2014年
宇佐美貴史(ガンバ大阪) 27試合3得点

2015年
赤崎秀平(鹿島アントラーズ) 

2016年
井手口陽介(ガンバ大阪) 15試合2得点

2017年
西村拓真(ベガルタ仙台)

2018年
遠藤渓太(横浜F・マリノス) 2試合0得点

2019年
中村敬斗(ガンバ大阪)

2020年
瀬古歩夢(セレッソ大阪)

1996年だけ2人選手されていますので全部で26人選出されています。

そのうち、A代表になったのは19人です。

確率で言うと約73%なのでかなり高いと言えるでしょう。

歴代の受賞者には名波、高原、長谷部、阿部といったバリバリのレギュラーもいます。

さらに現在日本代表のレギュラー格である原口元気もいます。

そして2016年以降の4人は皆海外移籍をしています。(井手口、西村は現在古巣に復帰)

瀬古も近いうちに海外移籍するでしょう。

中村と瀬古は同じ満20歳と若いため今後A代表に入る可能性は十分あります。

もうA代表に入る前に海外移籍をしてしまうようになってから数年が経ちます。

ずっとJリーグを見ている者にとってはかなり寂しい現状です。

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