小泉慶、新天地で輝け【サガン鳥栖に完全移籍】

鹿島アントラーズ

8月10日に衝撃的なニュースが2つ公式HPで発表されました。

まずは杉岡大暉の湘南ベルマーレへのレンタル移籍です。

この杉岡のレンタル移籍については7月31日に一報が出てからその後音沙汰がありませんでした。

そのため噂だけなのかと思っていましたが現実となってしまいました。

杉岡は2020シーズンに湘南ベルマーレから移籍をしてきた選手です。

東京オリンピック世代であり湘南では2017年のルーキーイヤーからレギュラーを獲得していました。

そのため早くから世代別代表の常連であり2019年にはフル代表でコパ・アメリカにも出場しています。

今回のオリンピックで左サイドバックを固定できていなかったこともあり、そのまま湘南で試合に出続けていれば五輪メンバーに入れた可能性は高いです。

しかし更なるレベルアップを目指し鹿島へ移籍をしてきました。

ちょうど同じタイミングで同ポジションの永戸勝也もベガルタ仙台から加入してきます。

当初はいいライバル関係になるかと思われましたが永戸がレギュラーで固定され杉岡は2020年にリーグ戦7試合しか出場機会はありませんでした。

その傾向は今年も続きましたが監督がザーゴから相馬直樹に代わり少し風向きが変わり出します。

出番も徐々に増えていき元々のダイナミックなプレーが見られるようになりました。

第21節名古屋グランパス戦では加入後初ゴールも飛び出しこれからというタイミングでの古巣へのレンタル移籍です。

相馬監督が左サイドバック出身のため杉岡にはこれからを期待していただけに残念です。

鹿島の場合、レンタル移籍は片道切符になることがほとんどです。

そのため杉岡もどうなるかわかりません。

ぜひ来年鹿島が戻したくなるような活躍をしてもらいたいです。

そして次が噂もなく急に発表されたため非常に驚きました。

それが小泉慶のサガン鳥栖への完全移籍です。

小泉は2019年の夏に柏レイソルから移籍をしてきました。

柏ではネルシーニョ監督と反りが合わず紅白戦のメンバーにすら入っていなかったようです。

言い方は悪いですがその状況で鹿島が拾ったような形で加入しました。

そのため本人ももの凄く恩義を感じていたようでチームのために頑張るとコメントしていました。

この言葉通り本職のボランチ以外に右サイドバックとして多く出場します。

鹿島では右SBとしてのイメージの方が強いかもしれません。

相馬監督になり常本佳吾が右SBのレギュラーに抜擢されると小泉はトップ下やボランチ、そして途中出場からのクローザーと大車輪の使われ方でした。

しかしその状況でもどこでプレーしてもハイレベルにこなしチームのために走り続けてくれました。

第21節名古屋グランパス戦ではトップ下で先発も1試合の走行距離が13,45km、スプリント回数は41という驚異的なスタッツを叩き出しました。

この試合の走行距離は今季のJリーグ全体で4位の記録です。(8月10日現在)

そして相手シュートをゼロに抑え完封勝利に貢献しています。

本当に小泉のベストゲームと言っていい試合でした。

今季はここまでリーグ戦17試合に出場しプレータイムは765分です。

絶対的なレギュラーではないにしろコンスタントに出場しています。

その選手が現在の順位は上とは言えサガン鳥栖に移籍するのは異例です。

本人のコメントを読む限りでは鳥栖からオファーがあり出場機会を求めて決断したと感じました。

サッカー選手の寿命を考えると鹿島で便利屋で終わるよりも他のチームでレギュラーを目指した方がいいような気もします。

それは選手個人の判断になるので小泉の考えを尊重します。

しかし鹿島のサポーターとしてはもっと小泉の気迫溢れるプレーが見たかったです。

見た目と真逆の優しい性格も好きでした。

小泉は完全移籍のためこれからはライバルになります。

背番号は鹿島時代と同じ37番です。

きっとジーコスピリッツを胸に秘めやってくれるでしょう。

これからは陰ながら応援しています。

まさか1日で2人も放出のリリースがあるとは思いませんでした。

現在の第2登録期間は7月16日から8月13日までとなっています。

移籍ウィンドーが閉まるギリギリまで何が起こるかわからないです。

更なる移籍も覚悟しておいた方がいいかもしれません。

また7月27日には異例のシーズン途中に熊谷浩二コーチとギリェルメフィジカルコーチが退任しています。

そして8月8日には大迫勇也がブレーメンよりヴィッセル神戸に加入が発表されました。

鹿島アントラーズが創立30周年のメモリアルイヤーに何かが起こっています。

しかしサポーターは内部事情を知ることはできません。

それでも愛するクラブを応援するのみです。

必ず事態は好転することを信じています。

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