鹿島アントラーズと水原三星【ヴィッセルの次なる相手】

鹿島アントラーズ

12月10日23:00からACL準々決勝ヴィッセル神戸vs水原三星がアルジャノブスタジアムで行われます。

FC東京、横浜F・マリノスがラウンド16で敗退し残るはヴィッセルのみとなりました。

神戸は初出場ながらよく戦っています。

ラウンド16の上海上港戦ではイニエスタ、西大伍のFW顔負けのゴールで勝利しました。

彼ら以外にも酒井高徳、山口蛍など経験豊富な選手が多くいることが功を奏していると思います。

上海上港戦でイニエスタが負傷交代しており今試合の出場が微妙とのことです。

イニエスタがいるといないでは大違いなので復帰できるといいですね。

今年は変則開催のため決勝トーナメントからは一発勝負です。

そのためあと3勝すればアジアチャンピオンになれます。

今までは鹿島が出場していない、または敗退した場合は日本勢を応援していました。

しかし今年はそんな気持ちになれません。

来年度から前年のACL優勝クラブには出場権(プレーオフ出場権)が与えられます。

そのため今年神戸が優勝すると来年の日本クラブの枠が一つ埋まってしまいます。

そうなると来年度のACLは日本クラブは残り3つとなるわけです。(2021年ACLは3クラブがストレートイン、1クラブがプレーオフ)

川崎はリーグ優勝が決定しているため出場権を得ています。

仮に川崎、リーグ2位と天皇杯優勝クラブが重複しても3位までしかチャンスが無くなってしまいます。

現在リーグ5位で3位名古屋とは残り2試合で勝ち点差は4の鹿島にとって厳しい条件です。

2連勝して人事を尽くして天命を待ちましょう。

ただ神戸の次なる相手の水原三星(スウォン・サムソン)はそう簡単に勝てる相手ではありません。

1995年創設と歴史は浅いですがKリーグでは4回優勝しており、ACLは9度目の出場と常連です。

またACLの前身であるアジアクラブ選手権で2000-2001年、2001-2002年と2度アジアチャンピオンになっているクラブです。

今大会ではグループステージも同組であり1勝1敗でした。

お互い手の内もわかっているので一発勝負になってどうなるのでしょうか。

また鹿島もACLは9度も出場しているため水原三星とは何度も激闘を繰り広げています。

これまでの対戦結果を振り返ってみましょう。

まずはアジアクラブ選手権時代に2度対戦しています。

1999-2000年
2月25日 準々決勝第1戦△1-1

2001-2002年
2月19日 準々決勝第2戦●0-2

この頃は2試合とも勝てませんでした。
また1999年大会の準々決勝は鹿児島県立鴨池陸上競技場でのセントラル開催でした。
今となってはホームスタジアム以外で行われることはまずないので珍しいですね。
このスタジアムは1993~1995年まで横浜フリューゲルスがダブルホームタウンとして使用していました。
これは1996年にアビスパ福岡がJリーグに加盟するまで九州地方にJリーグのクラブがなかったからです。

そしてAFCチャンピオンズリーグになってからの結果です。

2009年
3月11日 第1節●1-4
5月5日 第5節○3-0

2011年
4月6日 第3節△1-1
4月19日 第4節△1-1

2018年
2月21日 第2節○2-1
4月17日 第6節●0-1
10月3日 準決勝第1戦○3-2
10月24日 準決勝第2戦△3-3

ACLになってからは8試合で3勝3分け2敗と互角の結果でした。

2011年の第4節は東日本大震災でカシマサッカースタジアムが使えず旧国立競技場で開催されました。

また鹿島が優勝した2018年大会は4度も対戦しています。
特に準決勝は史上稀に見る大激戦でした。
第1戦はホームで0-2から2-2と持ち直し、アディショナルタイム93分の内田篤人のゴールで3-2と逆転勝利をします。
前半44分にはクォン・スンテが相手に頭突きをし小競り合いもありました。
第2戦も幸先よく先制するも52分、53分、60分と立て続けに失点し1-3となってしまいます。
アウェイでこのままでは敗退になるピンチでも選手たちは冷静でした。
西大伍、セルジーニョのスーパーゴールで引き分けに持ち込み決勝進出を果たしたのでした。

この2試合を振り返るといずれも西大伍がアシスト、ゴールと勝敗に関わるプレーをしています。

おそらく次戦でも西が輝きを放つでしょう。

ここを突破できれば決勝進出できるような気がしています。

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