7月10日は第21節北海道コンサドーレ札幌戦が札幌ドームで行われました。
結果は0-0の引き分けです。
これといった見せ場はなくスコアレスドローという結果でした。
これでリーグ戦2試合連続の引き分けです。
前節のセレッソ大阪戦は3点を取るも守備があっさりと失点を繰り返し3-3でした。
今節は守備が耐え切るも攻撃陣が沈黙しスコアレスドローです。
なかなかうまく嚙み合っていかないですね。
まずは試合を振り返りたいと思います。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK1 クォンスンテ
DF32 常本佳吾
DF6 三竿健斗
DF20 キムミンテ
DF22 広瀬陸斗
MF14 樋口雄太
MF21 ディエゴピトゥカ
MF11 和泉竜司
MF17 アルトゥールカイキ
FW8 土居聖真
FW9 エヴェラウド
これまでポジションに捕らわれず自由に攻撃を牽引してきた鈴木優磨と仲間隼斗の2人をともにベンチ外にしてきました。
そのツケがすぐに露呈する試合となります。
鹿島は全く攻撃の形すらできません。
エヴェラウドも前線でキープすることができず攻撃の組み立てができません。
シュートは前半で1本です。
それも44分に左サイドでカイキからの横パスに樋口がミドルシュートを打ちます。
しかしDFにクリアされGKにまで届くこともありませんでした。
札幌は右サイドの金子拓郎を起点にした攻撃を徹底してきます。
何度かピンチもありましたが体を張って得点を許しません。
鹿島にとっては我慢の前半となります。
後半も鹿島はボール支配ができません。
56分に樋口、エヴェラウドに代えて舩橋佑、安西幸輝を投入します。
純粋なFWを無くし中盤の支配を狙うも流れを変えることができません。
両チームともにチャンスなく時間だけが過ぎていきます。
そして75分に土居から中村亮太朗に交代しさらに中盤を厚くします。
この交代後にようやく鹿島がペースを掴むことができ始めます。
時間帯からオープンな展開になったこともありますがもう少し早く手を打ちたかったです。
その流れの中で82分にこの試合最大のチャンスを迎えます。
左サイドから高嶺朋樹のフィードを常本が頭で前線にはじき返します。
これがカイキに渡りGKと1対1になります。
しかし角度がなく強引にシュートを打つも菅野孝憲にセーブされてしまいました。
最後までうまく噛み合わずこのまま得点は奪えず試合終了です。
今季36失点とワーストの相手に1点も取れませんでした。
この試合を振り返ると鈴木優磨と上田綺世の存在の大きさを改めて感じることになりました。
まず鈴木は前線で走り回りチャンスを演出します。
特に左サイドに流れることが多くサイドチェンジで局面を打開してきました。
さらに自分で得点もできるとまさに万能型FWです。
上田綺世は動き出し、ポストプレーに加えシュートの上手さがありました。
2人が同時出場すると2人のフィニッシャーがおり相手にとって脅威でしかありません。
まだ上田がいなくなって3試合しか経っていませんがここまで影響があるとは思いませんでした。
最近は守備に不安を感じていましたが攻撃にも不安があることを感じざるを得ません。
最低限の結果でどうにか首位の横浜F・マリノスにしがみついている状況です。
勝ち点差は5でありここがギリギリのところでしょう。
次のヴィッセル神戸に勝って横浜F・マリノスとの大一番にいい状態で臨みたいです。
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