鹿島アントラーズはルヴァン杯になってから優勝できていない

鹿島アントラーズ

ナビスコカップがルヴァンカップと名称を変えてから6年が経ちました。

2016年8月31日のノックアウトステージ(決勝トーナメント)からという大会途中での変更でした。

これは主催していたヤマザキナビスコの社名がヤマザキビスケットに改称したため同社の販売するクラッカー名のルヴァンから命名されました。

今ではルヴァン杯という名前も定着しましたが当初はクラッカーの商品名であったため違和感がありました。

ナビスコ杯はJリーグが開幕する前年の1992年にリーグ戦のプレ大会として開催され始まっています。

まだ当時はそれほどの盛り上がりは見せておらず、その後Jリーグが社会現象になるとは思いも寄らなかったでしょう。

そして2013年には同一企業の協賛により最も長く開催されたプロサッカーの大会としてギネス記録に認定されています。

一企業がこれほど長くスポンサーになっていただき日本サッカーの発展に貢献してくれています。

ただリーグ戦や天皇杯と比べると影が薄いタイトルではあります。

それは優勝してもACLの出場権が無かったり、注目度の低い水曜日開催が中心であることなどが挙げられます。

しかし日本における3大タイトルの一つであり重要な位置付けをなしています。

特に鹿島アントラーズのようにどんな試合も勝つという精神のクラブにとっては要らないタイトルはありません。

鹿島はそのナビスコ杯を1997年に初制覇をします。

未だに1997年は鹿島史上最強チームと言われており、2強時代のライバルのジュビロ磐田を倒しての優勝でした。

この年はリーグ戦でジュビロ磐田に勝ち点、勝利数、得失点差など全ての成績で上回ります。

しかしチャンピオンシップで負けてしまいリーグの年間チャンピオンを逃します。

本当に悔しい年でしたがナビスコ杯と天皇杯の2冠を制し面目を保ちました。

その後も2000年、2002年、2011年、2012年、2015年と最多6回の優勝回数を誇ります。

どれも激闘の決勝戦であり記憶に残る名勝負でした。

また2000年の川崎フロンターレ、2002年の浦和レッズとの決勝戦はクラブの初タイトルを懸けたチームとの対戦となります。

そこで常勝軍団としての意地とプライドを見せ立ち塞がってきました。

かつては各クラブにとってタイトル獲得の最後の難関として鹿島アントラーズが存在していたわけです。

今ではその面影が少しずつ薄くなってしまっています。

今季2022年のルヴァン杯はグループステージを1位で突破します。

しかしプレーオフステージではアビスパ福岡に1勝1敗もアウェイゴールの差で敗退することになりました。

そのアビスパはリーグ戦では不調もカップ戦では快進撃を続け準決勝まで進んでいます。

もし鹿島がアビスパを倒していたらこのポジションにいたかもしれません。

僅かな差での敗退が大きな差を生んでいます。

上記のように鹿島が最後にカップ戦を優勝したのは2015年です。

ナビスコ杯の名称での最後の大会での優勝でした。

そのため現行のルヴァン杯になってからは一度も優勝できていません。

ルヴァン杯になってからの成績は以下の通りです。

2016年 グループリーグ敗退

2017年 ベスト8

2018年 ベスト4

2019年 ベスト4

2020年 グループリーグ敗退

2021年 ベスト8

2022年 プレーオフステージ敗退

タイトルに手が届きそうな位置にすら辿り着けていません。

9月25日には準決勝第2戦が行われ、10月22日には決勝が行われます。

大詰めになってくるためニュースで報道される機会も多くなってくるでしょう。

その試合に鹿島がいないのは残念で仕方ありません。

来季2023年こそ8年ぶりのカップ戦制覇、ルヴァン杯としては初優勝をぜひ果たしてもらいたいです。

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