津久井佳祐、鹿島伝統のCBへ名乗りを挙げる

鹿島アントラーズ

9月20日に昌平高校の津久井佳祐が2023年より鹿島アントラーズに加入することが発表されました。

前日の9月19日には鹿島アントラーズユース所属の下田栄祐がトップに昇格することも発表されています。

2日連続で嬉しい新加入発表となりました。

昌平高校はこれで7年連続Jリーガーを輩出しています。

高校選手権に4回(第93回、第96回、第98回、第99回)出場と比較的新しい強豪校ですがこれだけJリーガーを輩出しているのはすごいです。

2021年には同校から鹿島に小川優介と須藤直輝(ツエーゲン金沢にレンタル移籍中)が2人同時加入しています。

津久井は彼らが3年生の時に1年生であったためスカウトが目を付けていたのかもしれません。

そんな津久井佳祐の紹介から行いたいと思います。

埼玉県出身であり2004年5月21日生まれの18歳です。

昌平高校の系列組織であるFC LAVIDAから昌平高校へ進学しています。

180cm、70kgのセンターバックです。

まだ少し線が細い感じがしますね。

CBなので対人能力、カバーリング能力は高いのですが、足元の技術が優れているためビルドアップも得意とするようです。

中学時代はボランチであったことがプレーの幅を広げています。

昌平高校のキャプテンでありU-17日本高校選抜にも選出されています。

高校世代ではNo.1センターバックと呼び声の高い選手でした。

このような有能な選手を鹿島は一本釣りできたようでラッキーでしたね。

気になるのは怪我の具合です。

7月28日のインターハイ準々決勝大津高校戦でCKの際に負傷します。

これが右足首の脱臼であり外側靭帯を断裂する大怪我でした。

これほどの怪我をしながら翌日29日には準決勝帝京高校戦に臨むチームに松葉杖をつきながら駆けつけます。

本当にキャプテンシーのある選手です。

現在もリハビリ中であり、冬の高校選手権では元気な姿が見たいです。

鹿島はこれまで素晴らしい素質を持ったCBを加入させしっかりと育て上げています。

以下がここ12年間に獲得した高校生CBです。

2011年 昌子源(米子北高校)

2013年 植田直通(大津高校)

2016年 町田浩樹(鹿島アントラーズユース)

2019年 関川郁万(流通経済大学付属柏高校)

12年間でCBという重要なポジションにもかかわらず高卒で4人しか獲得していません。

しかし少数精鋭でありますが全員が鹿島でレギュラーになっています。

昌子、植田は日本代表になり2018年のロシアW杯のメンバー入りをしました。

町田は2021年の東京オリンピックに出場しています。

また上記3人は海外移籍を果たします。

関川も今季よりCBのレギュラーになりそう遠くない将来には海外に行くでしょう。

このような輝かしいキャリアを築いていますがいきなり活躍できたわけではありません。

4人ともほぼ同じような成長過程を歩んでいます。

全員がルーキーイヤーにリーグ戦の出場は叶いません。

カップ戦や天皇杯でプロのプレーを肌で感じさせます。

そして2、3年目で徐々にリーグ戦に出場させていき4年目でレギュラーになるという流れです。

このルートが確立され全員がクラブの期待に応える選手となりました。

そのため数年おきに有望な高卒選手を獲得しています。

津久井も即戦力ではなく数年後を見据え大事に育てていくことになると思います。

現在の監督は岩政大樹であり鹿島で黄金時代を築いたCBです。

岩政監督から学ぶことは少なくないはずです。

1年目は肉体的にも精神的にも大変な年になります。

多くのことを吸収し、岩政監督、先輩CBのようにクラブに名を残す選手になってもらいたいと思います。

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