土居聖真が第4節アビスパ福岡戦の86分に途中出場をしました。
この試合でJ1リーグ133人目のリーグ戦300試合出場を達成しています。
土居は2011年に鹿島アントラーズユースからトップチームに昇格しました。
同期入団は柴崎岳、梅鉢貴秀、昌子源と土居の4人でありプラチナ世代の一員です。
早くもルーキーイヤーの11月26日第33節清水エスパルス戦でデビューを果たします。
1年目はリーグ戦2試合、2年目はリーグ戦4試合と少しずつではありますが経験を積んでいきました。
そして3年目の2013年にトニーニョ・セレーゾ監督になってから評価され始めます。
8月3日第19節大宮アルディージャ戦でスタメンを勝ち取るとゴールこそ奪えませんでしたが何度もチャンスを作り爪痕を残しました。
そしてこの試合を境にレギュラーに登り詰めます。
翌年の2014年はリーグ戦34試合全試合出場を達成し完全に主力に定着です。
さらに2015年から鹿島の伝統の8番を背負うようになりました。
そこから出場数を重ねてはいますが、2021年から途中出場が多くなります。
昨季も23試合に出場はしていますが出場時間は863分にしかなっていません。
そして得点も1点と寂しいものでした。
若手の頃のように自分でゴール前で相手の脅威となるプレーが見たいです。
得点やアシストと目に見える結果に拘ってほしいと思います。
このリーグ戦300試合出場は鹿島アントラーズに限ると8人目の快挙でした。
これまでの選手を確認してみたいと思います。
以下は全て鹿島所属時の成績です。(3月13日現在)
1位 曽ヶ端準(533試合)
2位 小笠原満男(525試合69得点)
3位 青木剛(376試合8得点)
4位 本山雅志(365試合38得点)
5位 秋田豊(334試合20得点)
6位 本田泰人(328試合4得点)
7位 遠藤康(304試合46得点)
8位 土居聖真(300試合50得点)
錚々たるメンバーが揃っています。
鹿島の歴史に名を残してきた選手ばかりです。
土居もこの面々と肩を並べることになりました。
そして現役選手の中では土居は今や鹿島の象徴です。
一つのクラブでプロ入りから引退まで選手生活を終えるサッカー選手のことをワン・クラブ・マンやバンディエラと言います。
近年移籍が活発になり日本だけでなく世界的に見てもこのような選手はほとんど現れません。
ワン・クラブ・マンの可能性が高かった野沢拓也や本山雅志、そして遠藤康も出場機会を求めて移籍をしてしまいました。
短いサッカー人生を考えればそれが普通です。
しかしサポーターとしては生え抜きの選手にはずっと所属してもらい引退してほしいです。
これまで鹿島では在籍23年の曽ヶ端準ただ一人となっています。
土居は今季がプロ入り13年目であり曽ヶ端までは後10年もあります。
まだまだリーグ戦400試合、500試合と鹿島のために戦ってほしいです。
そして自身の記録の更新とともにタイトル数を積み重ねてもらいたいと思います。
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