今シーズンも残すところ11月5日の最終節の1試合のみとなりました。
カタールW杯のため例年と違いシーズンの終了が早くなっています。
そのため10月が実質最後の月でした。
夏場以降リーグ戦で失速した鹿島アントラーズでしたが、天皇杯に勝ち進んでいたためタイトル獲得へ最後の望みを繋いでいました。
それも打ち砕かれ悲しみに暮れた10月でした。
まずは全公式戦の結果を振り返ります。
10月1日J1第31節FC東京 ●0−1
10月5日天皇杯準決勝ヴァンフォーレ甲府 ●0−1
10月8日J1第32節ジュビロ磐田 △3−3
10月29日J1第33節清水エスパルス ○1−0
公式戦4試合を戦い1勝1分2敗でした。
どうにか最後の清水戦で勝利し面目を保ちました。
しかしどれも似たような内容であり差はありませんでした。
まずは何より結果を出したかった天皇杯準決勝です。
不調の両チームの対戦でしたがJ2甲府に軍配が上がりました。
前半に1本のロングパスから先制され甲府の理想的な展開に持ち込まれます。
鹿島が圧倒的に押し込むも崩し切るまで至りません。
この敗戦で6季連続で国内タイトル無冠となりました。
どこかでJ2に負けるはずがないという気持ちもあったためショックは小さくありませんでした。
その甲府は快進撃を続け天皇杯を優勝しました。
サッカーは何が起こるかわからないと言いますがまさに体感した試合でした。
そしてリーグ戦ではメンバー、システムを毎試合変え試行錯誤が見られます。
その中でGK早川友基、DF安西幸輝、MFディエゴ ピトゥカ、FW鈴木優磨と各ポジションで変えない選手もいます。
彼らを軸に考えており信頼度は高そうです。
特に早川は岩政監督になり抜擢されました。
期待に応えるプレーを連発しレギュラーを掴んでいます。
もしかすると来季以降も正GKとして長く君臨する選手になるかもしれません。
早く最適解を見つけて欲しいですね。
また失点が続き守備に課題があるのは事実です。
しかし攻撃も形が作れておらず改善しなければなりません。
決定機が少なくシュート数ほどの迫力を感じた試合は皆無です。
サイドチェンジだけでは崩せないのでペナルティエリア付近でのドリブルやスルーパスで相手の嫌なところを突いていきたいです。
まさに荒木遼太郎や土居聖真のストロングポイントであるはずですが良さが全く出せていません。
来年も岩政監督の続投は濃厚です。
ただ外国籍選手を中心に大きなメンバー変更が考えられます。
どんなチームができるのでしょうか。
タイトルを獲れるチーム作りをして欲しいです。
まずは最後のガンバ大阪戦で今の鹿島アントラーズの集大成を見せてもらえたらと思います。

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