2023年の鹿島アントラーズはまずは開幕5試合に集中したい

鹿島アントラーズ

2023年のJリーグ開幕が刻一刻と迫ってきています。

鹿島アントラーズにとっては2016年以来7年ぶりのリーグ優勝を狙うシーズンです。

クラブもサポーターもずっとタイトルを待ち望んでいます。

ここ6年間も国内無冠が続いておりそろそろ流れを変えないといけません。

昨シーズン途中からの岩政体制を引き継ぎ戦術を浸透させてきました。

そして大型補強により大幅な戦力アップに成功しています。

また昌子源、植田直通の復帰は伝統の継承という戦力以上の大きな意味を持ちます。

岩政監督も鹿島スタイルの確立には時間がかかることを明言していますがそれでも結果は欲しいです。

結果が出ることでチームに自信が付き、選手も迷いなくプレーできます。

そのためにもいいスタートダッシュを切りたいです。

特に開幕からの5試合の結果がシーズンの最終成績に大きな影響を及ぼすと思っています。

まずは2017年以降の鹿島のリーグ開幕後5試合の結果と最終順位を見てみましょう。

2017年 ●○○○○ 勝ち点12(4勝1敗)2位
クォン・スンテや レオ・シルバなどリーグ連覇へ向けて大型補強をしてシーズンに臨みます。
しかし開幕戦ではホームで前年9位のFC東京相手にいいところがありません。
スコアレスドローもチラつき始めた82分に三竿雄斗の不運なオウンゴールで完封負けとなります。
その後は4連勝と立て直しました。
開幕ダッシュには成功したと言えるでしょう。

2018年 △○●○△ 勝ち点8(2勝2分1敗)3位
前年には最終節でリーグ優勝を逃すという悲しみに暮れました。
そしてその悔しさを晴らすため再出発の年でした。
しかし前年14位の清水エスパルスとのアウェイでの開幕戦でスコアレスドローとなります。
その後も波には乗れませんでした。

2019年 ●△○○△ 勝ち点8(2勝2分1敗)3位
開幕戦で前年にJ2を2位で昇格したばかりの大分トリニータをホームに迎えます。
サポーターの誰しもが勝利を疑うことはありませんでした。
しかし藤本憲明の2ゴールでまさかの敗戦です。
その後は立て直すも開幕戦のショックを引きずった形となりました。

2020年 ●●●●○ 勝ち点3(1勝4敗)5位
ザーゴ新監督の初年度です。
開幕戦はアウェイで相手は前年6位のサンフレッチェ広島でした。
開始3分に新戦力のファン・アラーノ、和泉竜司のシュートが立て続けにポストに当たりゴールは決まりません。
その後は広島に流れを持っていかれ0−3の完敗です。
Jリーグはコロナが拡大し第2節から中断になり鹿島も4連敗スタートと泥沼でした。

2021年 ●○△●● 勝ち点4(1勝1分3敗)4位
クラブ創立30周年でリーグ優勝は至上命題でした。
開幕戦では清水エスパルスが相手に新背番13の荒木遼太郎のゴールで均衡を破ります。
完全に勝ちゲームの流れでした。
しかし78分から立て続けの3失点で悪夢の黒星スタートです。
結局ザーゴは2年連続で開幕ダッシュに失敗し8試合目で解任されます。
後任の相馬直樹監督がどうにか順位を上げてくれました。

2022年 ○●○○○ 勝ち点12(4勝1敗)4位
レネ・ヴァイラー新監督がコロナの入国制限で来日できない中、岩政コーチがまとめ上げます。
開幕戦ではガンバ大阪相手に上田綺世、鈴木優磨のWエースのゴールで3−1とスコア以上の快勝を見せてくれます。
2016年以来6年ぶりの開幕戦白星となりました。
その後もしぶとく勝利し近年では最もスタートダッシュに成功しています。

こうして見ると序盤の結果が必ずしも最終的な順位に繋がってはいません。

最初は悪くても尻上がりに調子を上げ、どうにか上位に食い込んではいます。

ただスタートダッシュに失敗したことで早々に優勝争いからは脱落してしまいました。

やはり5試合を終えた時点で現実的に優勝を狙える位置には付けたいところです。

それでは2017年以降リーグチャンピオンの開幕5試合の成績はどうだったのでしょうか。

2017年 川崎フロンターレ(最終勝ち点72)
○△○●○ 勝ち点10(3勝1分1敗)

2018年 川崎フロンターレ(最終勝ち点69)
○△○○● 勝ち点10(3勝1分1敗)

2019年 横浜F・マリノス(最終勝ち点70)
○○△●△ 勝ち点8(2勝2分1敗)

2020年 川崎フロンターレ(最終勝ち点83)
△○○○○ 勝ち点13(4勝1分)

2021年 川崎フロンターレ(最終勝ち点92・38試合制)
○○○○○ 勝ち点15(5勝)

2022年 横浜F・マリノス(最終勝ち点68)
△○●○○ 勝ち点10(3勝1分1敗)

リーグ優勝の目安は1試合平均勝ち点2とされています。

2020年、2021年の川崎は強すぎましたが他はほぼデータ通りです。

そのため開幕5試合で勝ち点10が獲得できるといいスタートが切れたことになります。

2019年のマリノスこそ勝ち点8でしたが、他の年はクリアできていました。

鹿島もまずは5試合で勝ち点10を目指していきたいです。

特に今季は序盤が正念場です。

第2節では7年間で4分10敗と一度も勝てていない川崎が相手です。

また第5節では昨年の優勝クラブのマリノスとアウェイでの対戦となっています。

現在のJリーグの2強と5試合目までで当たることになりました。

昨季優勝争いから大きく引き離されたのは上位陣にことごとく負けたからです。

今季はライバルクラブに負け越しだけは絶対に避けなければなりません。

さらにその後もサンフレッチェ広島、柏レイソル、なぜかホームで9年間勝てていないヴィッセル神戸と続きます。

本当に息をつく暇もなく強豪との連戦です。

ここをいい精神状態で乗り切るためにも川崎、マリノスに勝ってスタートダッシュを決めたいです。

鹿島は1994年と2008年の開幕5連勝がクラブ記録です。

できればこの記録を更新するような滑り出しを見せて優勝に向けて突き進んでほしいと思います。

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