2022年のJ1リーグも大詰めです。
全クラブが29試合、30試合を消化し残すところ僅かとなりました。
最も注目される優勝争いも佳境を迎えています。
現在はリーグ戦の中断期間でありますが今週末から最後の戦いが始まります。
どんな結末が待っているのでしょうか。
そしてどのクラブが栄冠を掴むのでしょうか。
まずは上位陣の順位表です。
1位 横浜F・マリノス 勝ち点59(得失点差29) 残り5試合
2位 川崎フロンターレ 勝ち点54(得失点差19) 残り5試合
3位 サンフレッチェ広島 勝ち点51(得失点差13) 残り4試合
4位 セレッソ大阪 勝ち点48(得失点差11) 残り5試合
5位 鹿島アントラーズ 勝ち点47(得失点差5) 残り4試合
6位 柏レイソル 勝ち点45(得失点差1) 残り5試合
優勝の可能性があるのは上記6クラブです。
その中で最も優勝が厳しいのが鹿島アントラーズです。
鹿島の残り試合は4試合なので全勝しても勝ち点を59までしか伸ばせません。
マリノスはすでに勝ち点59なので全敗して初めて並びます。
しかし得失点差が24も離れているため逆転はほぼありえません。
実質今シーズンの優勝は無くなっています。
また柏も5連勝して勝ち点60です。
マリノスが1試合でも引き分ければ並ばれ、鹿島同様得失点差に大きな開きがあります。
よって現実的なのは4位以上の4クラブです。
そして広島とセレッソは残り試合に全勝するとともに勝ち点は63になります。
そうなるとマリノスは残り試合を2勝3敗以上の成績を残さないといけません。
これまで優勝勝ち点が低かった年は2005年のガンバ大阪(勝ち点60)、2008年の鹿島アントラーズ(勝ち点63)、2009年の鹿島アントラーズ(勝ち点66)、2012年のサンフレッチェ広島(勝ち点64)、2013年のサンフレッチェ広島(勝ち点63)、2014年のガンバ大阪(勝ち点63)と過去に6回あります。
この成績ならまだ可能性はありそうです。
広島とセレッソが逆転優勝するにはまずは自クラブが全勝してマリノスの結果を待つしかありません。
最後に川崎フロンターレです。
まずマリノスは29試合で勝ち点59を稼いでいるため1試合の平均勝ち点は2.03です。
そのため最終的には勝ち点69.2前後になることが予想されます。
川崎は残り5試合全勝で勝ち点69になりようやく並ぶことになります。
マリノスが今のペースでいる限り川崎が残り全勝して初めて逆転できるかどうかになりそうです。
今季のリーグ戦で面白いのが残り試合で上位陣の直接対決が全くありません。
マリノスは自力で優勝を決めることができ、他クラブは勝ってマリノスの結果を待つことになります。
どちらにせよマリノスが優勝する可能性はかなり高くなっていると言えます。
鹿島としては今季は何位になるか気になります。
上田綺世の抜けた7月以降リーグ戦を12試合行っています。
その成績は2勝7分3敗です。
J2降格争いをするほどの成績であり極度の不振に喘いでいます。
岩政大樹監督に交代しましたが今のところすぐに成績が向上する兆しは見えません。
ACL出場権を獲得できる3位も厳しいと言わざるを得ません。
3位の広島とは同試合数で勝ち点差は4です。
2試合分の差があるため3勝1敗か4勝はしないと逆転の可能性は生まれてきません。
鹿島は次のFC東京戦が終わると残り3試合はJ1残留を懸けたクラブとの対戦が続きます。
そう簡単には勝てないでしょう。
ACL出場権すら厳しくなった残り試合では来季に向けてのチャレンジを色々試して欲しいです。
鹿島はどんな試合も勝つという精神があります。
しかし目先の結果でチームの根幹が作れずここ数年タイトルを逃してきました。
来季こそ必ずリーグ奪還を果たすため充実した残り4試合にしてもらいたいです。
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