鹿島アントラーズはパナソニックスタジアムではロースコアばかり

鹿島アントラーズ

2022年のJリーグ開幕が近づいてきました。

今年はどんなシーズンになるのでしょうか。

残り1週間が待ち遠しくてたまりません。

早く開幕戦が見たいです。

リーグ奪還のためいいスタートダッシュをしたいですね。

そのためにも開幕戦はただの1試合ではありません。

どんな内容であれ勝利が欲しいところです。

今季は2月19日にガンバ大阪とのアウェイゲームで始まります。

会場はパナソニックスタジアム吹田です。

パナソニックスタジアム吹田こと市立吹田サッカースタジアムは2016年2月14日に全面開場した比較的新しいスタジアムです。

当時、総事業費の約140億円のうち138億円を寄付で集めたことで有名になっていました。

またサッカー専用スタジアムで客席とピッチとの距離が7mと日本のスタジアムの中で最短です。

そのため臨場感がすごくヨーロッパのスタジアムに似ていると言われています。

鹿島アントラーズは完成した2016年以降は毎年ガンバ大阪とのアウェイゲームをこちらで行なっています。

昨年まで6試合がどんな内容であったかを振り返ってみます。

2016年2月28日1st第1節 ○1-0
この年のJリーグ開幕戦がいきなり新スタジアムのアウェイゲームでした。
パナスタでの公式戦としてはこれが初試合となりました。
新スタジアムでの初陣を勝利で飾ろうと意気込むガンバ相手にうまくゲームをコントロールしていきます。
なかなか得点が入らず緊迫した中で69分にカイオと鈴木優磨を2枚代えします。
これが見事に的中し3分後の72分に右サイドからカイオのクロスに鈴木が頭で決めて決勝点を叩き出しました。

2017年7月5日第13節 ○1-0
真夏の連戦中でした。
それでも大岩剛監督に交代になりチーム状況はかなり良かったです。
試合は55分に遠藤康が左足のアウトサイドでのループシュートという芸術的な一発で仕留めました。
これでリーグ5連勝となり首位に躍り出た試合です。

2018年7月28日第18節 △1-1
序盤からガンバの攻撃に鹿島が耐える時間が続きます。
その中で41分に永木亮太のFKを犬飼智也が右足ダイレクトでゴール前へ折り返すと町田浩樹が詰めて先制します。
これが町田のプロ初ゴールです。
しかし70分に米倉恒貴の右からのクロスボールが不運にもそのまま決まってしまい初のドローとなりました。

2019年6月1日第14節 △1-1
この試合も序盤からガンバのペースで試合が進みます。
そしてガンバの圧力に耐え切れず13分に食野亮太郎のコントロールショットで先手を奪われます。
それでも43分に左サイドで安西幸輝が裏を取ると最後は土居聖真が左下のここしかないというコースに蹴り込みます。
後半は鹿島が怒涛の攻撃を見せるも逆転弾は生まれず2試合連続の引き分けに終わりました。

2020年10月3日第20節 ●0−2
終始鹿島がリズムを作りシュートを浴びせます。
しかし最後のところで精度を欠き得点が奪えません。
すると64分にパトリックがペナルティエリア内で微妙な倒れ方をしますがPKを取られてしまいます。
そしてこのPKをきっちりパトリックに決められてしまいました。
得点を諦めずに狙いに行きますが逆に93分に渡邉千真に追加点を許してしまいます。
吹田で初の敗戦となった試合です。

2021年7月24日第2節 ○1-0
ガンバがコロナのクラスターが発生し延期となった試合です。
鹿島は中12日であり、対するガンバは中2日での試合でした。
そのためコンデションに大きな差があり内容的には圧勝に近かったです。
しかし得点が入らない時間が続きます。
そこを交代で入った2人が勝負を決めました。
荒木遼太郎のスルーパスにアルトゥール・カイキが左足でニアサイドに流し込みました。

ここまで6試合を戦い3勝2分1敗です。

そして全試合がロースコアという珍しい結果になっています。

得点が入りにくいスタジアムなのでしょうか。

今回も1点を争う痺れる展開が続きそうです。

2016年や2021年のように途中交代の選手が流れを引き寄せて結果を左右しそうです。

交代枠をうまく使い勝負どころで決め切って欲しいです。

最後に鹿島サポーターからするとパナスタは良いイメージがあるかもしれません。

それは2016年末にクラブワールドカップや天皇杯と快進撃を続けていた際にこのスタジアムを使用していたからです。

その3試合を振り返ってみます。

2016年12月11日CWC第2ラウンド ○2-0(vsマメロディ・サンダウンズ)
この年はクラブW杯が日本で開催されました。
アントラーズはJリーグの年間王者に輝いたため開催国枠で初の世界大会への出場です。
アフリカ王者は強敵で特に前半は防戦一方でした。
しかし曽ヶ端準が好セーブを連発しゴールを破らせません。
その中で63分に遠藤康の左足の強烈なシュートで先手を取ります。
88分には金崎夢生の追加点で完勝でした。

2016年12月14日CWC準決勝 ○3-0(vsアトレティコ・ナシオナル)
この試合も南米王者相手に大苦戦します。
それでも前節同様曽ヶ端のスーパーセーブに助けられどうにか試合を作ります。
そんな中30分に突然試合が中断しVARが入ります。
VARはこの大会で初めて導入されたものでした。
今では当たり前になりましたが当時は何が起きたのか訳がわかりませんでした。
そしてVARから史上初のPKが鹿島に与えられ33分に土居聖真がきっちり成功します。
その後もどちらに転ぶかわからない展開でしたが83分に遠藤康のヒールシュートが決まると84分にも鈴木優磨が決めて番狂わせを起こしました。

2017年1月1日天皇杯決勝 ○2-1(vs川崎フロンターレ)
この年は旧国立競技場の建て壊し中でしたので天皇杯決勝が吹田で行われました。
2016年の年末は超過密日程でその最後の試合です。
やはりコンディション面で不利であったことは間違いなくなかなかチャンスが作れません。
それでも42分に得意のセットプレーから山本脩斗のヘッドで先制します。
しかし後半は川崎の反撃に耐え切れず54分に小林悠に同点ゴールを決められてしまいます。
その後も均衡した内容で90分で決着が付かず延長戦に突入です。
そして94分に途中出場のファブリシオが目の覚めるような弾丸シュートを決めこれが決勝点となりました。
結果的に2016年度はパナソニックスタジアムで4試合も行われるという珍しい年でした。

このように3戦3勝です。

クラブW杯では決勝でレアル・マドリードに敗れるもアジア初の決勝進出を果たしています。

また天皇杯では川崎に粘り勝ちをし19冠目を達成しています。

そのため相性の良いスタジアムと言えるでしょう。

2016年のリーグ優勝をした年も始まりはパナスタでした。

鹿島の命運を賭けた1年がここから始まることに運命を感じます。

必ず勝ってリーグ制覇の足掛かりとなるようなスタートを切りたいです。

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